![]() |
|
| ||||||||||||||
カラーページ どぶろくの麹をつくる 撮影 …… 小倉隆人 どぶろくで田植えを乗り切る …… 撮影 千葉 寛/岩下 守 多彩などぶろく料理 撮影 千葉 寛/Yosise.Osamu ピヤパトノト(ひえ酒)づくり …… 撮影 中川 潤 飛騨白川のどぶろく祭り …… 撮影 小倉隆人 山ぶどうで手造りワイン …… 写真・協力/文 永田勝也 酵母が生きる濁りビール …… 馬場 勇 撮影 橋本紘二 麹も自分でつくる …… 写真・協力 永田勝也/好井久雄/照屋比呂子/小倉かよ ピヤパ(ひえ) …… 撮影 中川 潤 序 「にごり酒」は百薬の長
どぶろく復権で発酵文化を取り戻す 土着菌でつくるどぶろく …… 群馬太郎 木こりのじいさんに教わったナラの木、花もと …… 福島次郎 どぶろく特区なら販売もできる …… 若井明夫 酒粕でつくる甘酒も楽しみ …… 富山花子 図解 山里で出会った「あたりまえのドブロク」 …… 貝原 浩(えと文) 【図解どぶろく宝典】ムックリ、サコロベ、刺繍、薬草、伝統食…伝えることが山ほどある …… 北海道 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】カメ瓶エブリボディ 遊び心で酒ゴコロ …… 北海道 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】でんぷんと発芽小麦(もやし)でつくるスッキリ味の北のどぶろく …… 北海道 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】竈変われど、どんべ好きは変わらず …… 青森県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】鍋を囲んでの濁酒は、燗でよしひやでよし極楽極楽 …… 青森県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】向う三軒両隣りドブ自慢の集まれり …… 岩手県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】二〇年かけて頭痛の原因イースト臭をとり除いたぞ …… 宮城県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】開拓五十五年、生命を支えてくれたキビで酒をつくる …… 宮城県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】ハウスの中で湯あがりに一盃とは極楽極楽 …… 秋田県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】山を駈ける婆様、御年九十三歳 …… 秋田県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】毎夕一杯の水割りで疲れ知らずの日々 …… 山形県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】百姓こそ天職。栽培から機械改良から…楽しみの尽きることがない …… 福島県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】毎日一合半欠かさず飲む。一回の仕込み五升。年間で二〇回はつくります …… 栃木県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】入植して五十余年、楽しみは、これからだ …… 栃木県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】水の力か、米の力か、夏を越した濁酒旨し …… 群馬県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】工夫ひとつでいくらでも面白く暮らせる百姓こそ天職 …… 群馬県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】センセイ、陶芸家、百姓プラス自家醸造家 …… 埼玉県 絵・貝原 浩 発芽玄米の糖化力を利用する …… 穂田波男 【図解どぶろく宝典】蔵人が愉しみ、つくる、呑む中世の酒菩提もと仕込み 千葉県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】惚れた亭主のためなら、飲めない酒でもつくってしまう …… 新潟県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】三日かけてしぼった三段仕込みの酒は類い希な澄み酒だ …… 新潟県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】菓子づくりの仕事場は酒づくりの条件がそろっている …… 岐阜県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】森の奥では御神酒片手に山の神と交信中 …… 奈良県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】南の島のミキ求め神も頻繁まかりこす …… 奄美大島 絵・貝原 浩 田植え、行事、祭り、どぶろく 日本の食生活全集より
飲むほどに健康 どぶろくは生命に満ちあふれた酒 …… 穂積忠彦 プロが教える どぶろくの三段仕込み 新屋楽山 酢づくりに挑戦 …… 編集部 麦麹でつくる マッコルリを楽しもう …… 鄭 大聲 絶品 どぶろく料理 …… 藤田秀司
【図解どぶろく宝典】ワイン変じての酢の評判上々 …… 長野県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】御自慢のブルーベリーはいうに及ばず、キウイ、柿、イチゴ、リンゴ、果ては松葉まで酒にして楽しんでいる …… 長野県 絵・貝原 浩 【図解どぶろく宝典】ぶどうの絞りカスから蒸留してつくる酒バガッソ …… ポルトガル 絵・貝原 浩 ぶどうはワインになるために生まれた …… 穂積忠彦 美味なるワインができる 山ぶどうの栽培 …… 永田勝也
【図解どぶろく宝典】こだわる以上はトコトンきわめねば気がすまないビールづくり …… 長野県 絵・貝原 浩 町の小さな地ビール醸造所麦雑穀工房マイクロブルワリー …… 馬場 勇 笹野流 濁りビールのつくり方 …… 笹野好太郎 図解 麦芽づくり・水あめづくり …… 編集部 地ビール製造の基礎知識 …… 高橋定孝 あっちの話こっちの話
【図解どぶろく宝典】大忙しの秋。取り入れの仕上げはプラムからつくる七〇度の酒だ …… ポーランド 絵・貝原 浩 米、芋、そば、黒糖で 趣味の焼酎づくり …… 高千穂太郎 焼酎づくりの原理 …… 蟹江松雄
衣装ケースや段ボールで 極上の麹をつくる …… 永田勝也 失敗しない麹づくり …… 石野十郎 泡盛黒麹で黒酢をつくる …… 永田勝也 中古冷蔵庫で麹製造器ができる …… 角田利夫 簡易こうじ発酵器 …… 中山浪子/益田清子 付録 材料の入手先 編集後記
◆明治時代の「殖産興業」以来、日本社会では産業が重んじられてきた。もちろんそれは大切なことであるが、逆に弊害もある。自家醸造の禁止などは、その最たるものである。 現在、どぶろくづくりは農村からほとんど消え失せている。しかしそれは、法律で取り締まったからではなく、「酒税法が密造の名のもとに躍起になって抹殺しようとしてもできなかったことを、農業基本法がいともあっさりとやってのけた(穂積忠彦氏)」からだ。すなわち、庶民の購買力が上がって、自由に酒を買えるようになったからだ。 今、自家醸造をめぐって直接投票をすれば、自由化に反対する人などほとんどいないであろう。じっさい、前田俊彦氏のどぶろく裁判以来、自家醸造の罪でつかまったという話は聞いたことがなく、堂々と手造りキットやレシピが販売されている。誰もが時代にそぐわないとわかっているにもかかわらず、政治家はごく少数の趣味家の機嫌をとるよりも、酒造メーカーからの献金が減ることを嫌い、役人は天下り先が減ることを恐れる。マスコミにとって、メーカーは大スポンサーである。国税も、庶民のささやかな楽しみを摘発して、藪から蛇を追い出すようなことはしない。彼らはみな、「灰色」にしておくほうが得なのだ。 ちょうど、日本では軍隊は違憲なのに、世界屈指の軍事力を有する自衛隊が存在するように、自家醸造は違法だが、実質的にはすでに「自由」なのである。(本田進一郎) ◆かつて『現代農業』誌でどぶろくの取材に走り回っていた頃、それぞれの土地のどぶろくに巡り会える幸せはもちろんだが、それにもましてもっと楽しみなことがあった。それは、名人たちは実に美しい動きでどぶろくを仕込み、しぼった酒粕をみごとな料理に変身させる技。父ちゃんはいい表情でそのおいしさを自慢し、そばに座った母ちゃんには優しい笑顔があった。酒税法という無粋な法律の網のもとで、そんな暮らしをあたりまえのように続けている各地のどぶろく名人たちはとても魅力的だった。 一九八一年(昭和五十六年)に故前田俊彦氏による『ドブロクをつくろう』、翌八二年には笹野好太郎(実は穂積忠彦)氏による『趣味の酒つくり』、その後『現代農業』では特集を含めてドブロクを追求し続け、八六年一月号からは、二〇年にわたる長期連載となった貝原浩氏の絵による「ドブロク宝典」が始まった。 本書はこれまでの『現代農業』の記事を中心に、暮らしのなかのどぶろくを丹念に記録した『聞き書 日本の食生活全集』、さらには農村での加工展開を願う「食品加工総覧」などから選りすぐった記事を集大成した。数多くのどぶろくにかかわる単行本もあります。どうぞこの機会に手に取ってみてください。 今年の冬、皆様のご家庭にどぶろくと家族の笑顔が溢れるように。(西森信博) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
『農家が教える どぶろくのつくり方』 「どぶろくの農文協」がお届けする、どぶろく、ワイン、ビール、焼酎など、秋の稔りをさらに楽しく彩る自家醸造のすべて!麹づくり、もとつくり、仕込みの技のいろいろ、酒粕の活用法までを集大成。月刊『現代農業』をベースに、「聞き書 日本の食生活全集」、「食品加工総覧」から選りすぐりの記事を収録。 [本を詳しく見る] |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
『酒にしたら その価値40倍! 小米でドブロク』 現代農業2006年1月号 小米でドブロクをつくって楽しむことをおすすめします...[記事詳細] |
![]() |
『米の保冷庫で真夏のドブロク 液肥にするなら米ヌカドブロク』 現代農業2003年1月号 酒づくりといえば寒の時期に仕込むのがふつうだが、今は真夏でも簡単にうまい酒ができる...[記事詳細] |
![]() |
『ドブロクは料理にも使われた、農業利用もある』 現代農業2001年3月号 ドブロクはもちろん、その搾り粕やもろみも、昔から農家の暮らしの中で上手に利用されてきた...[記事詳細] |
|
お問い合わせは rural@mail.ruralnet.or.jp
まで 2009 Rural Culture Association (c) |