「総合的な時間」の総合誌
農文協
食農教育  
農文協食農教育2010年5月号
 

読者のみなさまへ  2010年7月号の記事案内

(社)農山漁村文化協会  編集局 教育雑誌・教育書グループ

特集1 おもしろ野菜で“緑のカーテン”

マグネシウム不足! 7月中旬以降、こんなゴーヤーの葉にご注意を!

 果たして春があったのかどうかわからないような、今年の陽気ですが、これから夏本番。今回は全国的に広がっている“緑のカーテン”が特集テーマ。春に植え付けされた読者はそろそろツルが伸びはじめたころでしょうか?

 本誌でおなじみの徳島・藤本勇二先生(今年度、武庫川女子大〈兵庫県〉の講師に就任されました)も、昨年、ゴーヤーカーテンに挑戦。ちょうど今時期、ゴーヤーの異変に気付きました。花は咲き始めたのに葉っぱが黄色くて元気がないぞ、あれれ……。原因はおそらく、子どもたちの熱心な水やりや、ウリ類の根っこの張り方。ブログをとおしてアドバイスを得、無事回復したそうですが、そのときの対応法を、56頁の記事に執筆いただきました。

 また、7月中旬以降のゴーヤーで気をつけたいのが、写真のような葉っぱ。葉脈の緑を残して、葉肉が黄色に変色してしまう症状。これは、葉緑素の核となるマグネシウムの不足によっておこる症状。表紙の写真にあるような、四階まで届くカーテンを育てる板橋区立高島第五小の菊本先生も毎年チェックし、「今年も、来たな……」という感じであわてずに対応しています(58頁)

 そのほか、ゴーヤー、ヘチマ、アサガオなどの代表的な作物だけでなく、ヤマノイモ(自然薯)、エアーポテト、オカワカメ、パワーリーフなど、ちょっと聞きなれないおもしろ作物も紹介しています。食べ方や歴史・文化も含めて、“緑のカーテン”のイメージ、可能性がぐっと広がる内容です。さきほどあげた4つの作物は、6月後半から育てても十分間に合います。読者プレゼントとして苗もご用意しましたので、今年の夏はぜひ、窓際にカーテンを育てて、自然な涼しさを味わってください!

特集2 お豆をたくさん食べさせる!

熊本・玉東中の給食だより

 家庭で食べ慣れていないせいか、豆料理が苦手な子どもが多いという声を聞きました。他のもので栄養価は補えるから…とは言っても、やはり豆は日本の伝統食の基本だし、学校給食の標準食品構成表にある、豆を週30g摂取するよう示された基準も気になります。どうしたら子どもたちに豆を食べさせられるのか? 全国からいろんな工夫を集めました。給食でも家でも、試してみたくなる技がいっぱいです。

・“豆豆カレー”を出したら、豆だけ残る…悩んでいた調理員さんが出会った「顆粒大豆」とは?(84頁)
・「わーい! いんげん豆だ!」ポークビーンズに大喜びの1年生。豆好きのヒミツは教室にあった!(88頁)
・大豆の下処理のお悩み解決!「乾燥豆の処理の工夫」(90頁)と「打ち豆レシピ」(92頁)

(2010年6月3日)



「田舎の本屋さん」のおすすめ本

この記事の掲載号
食農教育 2010年5月号(No74)

◆米づくり体験 コツのコツ◆発想転換! 給食メニューをシンプルに ほか。 [本を詳しく見る]

田舎の本屋さん 

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