「総合的な時間」の総合誌
農文協
食農教育  
農文協食農教育2007年12月号
 

食農教育 No59 2007年12月号より

 次号予告 『食農教育』3月号(60号)2008年2月12日発売

特集 コンビニ弁当から考える食料自給(仮題)

 社会科の教科書に必ず載っている食料自給率のグラフ。子どもたちにとってはなかなか実感がわかないその意味を、身近なコンビニ弁当から探究する。弁当の食材の輸入と輸送エネルギーの問題、廃棄物の問題などにどう気づかせるか。また、コンビニ弁当と対極にあるJAンビニ(JAのコンビニ)の「日持ちのしない弁当」や、学校給食の自給率アップに向けての取組みも紹介する。

■土日の食農教育/小特集 緑のカーテン 
■食育・学校給食 
■保育園・幼稚園/季節の行事食 ほか

※内容は予定です。変更する場合があります。

編集室から

▼本号から「野菜人形劇」(一一六頁)と「生ごみリサイクル元気野菜づくり」(七八頁)の連載が始まった。はじめは「生ごみで育てた野菜なんて絶対食べない」といっていた子どもが、泥がついたままの生ごみリサイクル野菜にかぶりつくようになったりする。「農」、そして「土」の、子どもを変える力の大きさを改めて感じる。泥臭さを大事にしたい。(千葉)

▼今回、かつお節の製造工程を調べて、永年の疑問が氷解した。「花かつお」って、普通の削り節(小パックに入っているやつ)とどう違うのか、という疑問だ。単なる粗悪品かな、と思っていたら、カビをつける前の、燻しただけの荒節を削ったものだった(九七頁)。そう言えば、香りが違うものね。なまり節、荒節、本枯節と、工程ごとに商品になるとは、かつお節は手間の結晶だ。(松田)

▼明石市立松が丘小学校(二二頁)の池内宏尚先生は東京の学校から異動してきたばかり。三年生を担任して、明石の名産タコを社会科の授業で取り上げた。子どもたちとタコを干し、PTA行事では親子でそれをはさみで切って、タコめしをつくった。あとは、公設市場へもいきたい、キャベツ農家も訪ねてみたい。食育に燃える学校の雰囲気にも後押しされ、池内先生の「好きやねん、明石」の授業はどんどん広がっていく。(阿部)

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