「総合的な時間」の総合誌
農文協
食農教育  
農文協食農教育2007年3月号
 

食農教育 No53 2007年3月号より

 次号予告 『食農教育』4月増刊号(54号)2007年3月12日発売

特集 食育ハンドブック(仮題)

 新学期、国語、算数、理科、社会、家庭科、修学旅行などのプランを立てるときに、食育をからめてみてはどうだろうか。育てる・つくる・食べるといった活動を取り入れることで、子どもたちの教科学習への意欲が刺激され、目的をもった真剣な学びが生まれてくる。
  個人や学校ぐるみでのプランづくりの手順や学習に役立つツールを実例に即して紹介。各教科に食育を取り入れた実践報告も。
 食育に生きる給食づくりを進めるうえで、課題を乗り越えるためのQ&Aや地域での給食や食育の組織づくりの先進事例も紹介します。

※内容は予定です。変更する場合があります。

編集室から

▼ラッカセイはふつう横にまくが、縦にまくのもおもしろい(一六頁)。どちらが上か下かを調べる必要がでる。とがったほうか、丸いほうか? 割ると、片側から本葉の赤ちゃんが現われた。先端の形とは関係ない。よーくみると、タネの外側に白いおへそを発見。そこから根と芽がでているようだ。考えてみると、こんなに大きくてやわらかいタネもめずらしい。タネの観察にもうってつけだ。(伊藤)

▼田揚先生の記事(三〇頁)で取り上げられなかった話題を一つ。お米研ぎを、「お米を洗う」と言っていた子どもたち。「家事を手伝う」という夏休みの宿題を体験した後の二学期、田揚先生が教材用に校庭で集めた砂鉄を水道の蛇口で洗っていたら、「お米を研ぐのと同じだね」という言葉が子どもの口から漏れた。「米研ぎ」という言葉を、子どもが体で掴んだことを実感した瞬間だった。(松田)

▼農村環境を研究している守山弘先生によれば、古い農家の庭先にあるお稲荷さまの祠はもともと、キツネやそのおしっこのにおいでネズミをよける役割を果たしていたという(八〇頁)。畑の野菜に悪さをするキツネは、大事なお蚕さまをネズミから守る守り神でもあった。「ごんぎつね」には、われわれのご先祖さまとキツネとの間の、そんなビミョウな関係が反映されているのかもしれない。(阿部)

●しょうゆ感想文コンクール作品募集

三月三十一日しめきり!

 日本醤油協会では、「食育」推進の一環として、二〇〇六年四月より、小学校を対象にした「しょうゆもの知り博士の出前授業」を実施しています。この「出前授業」は、全国一一八のしょうゆ工場が参画している「工場見学」と連動して、しょうゆのできるまでを「香り体験」「味見体験」「諸味(もろみ)の観察」などの体験学習を通して学習する授業です。
  こうした体験学習からしょうゆに一層関心を持ってもらい、さらに日常の食生活にその知識を生かしてもらうため、しょうゆに関する「感想文コンクール」を実施します。対象は、小学三年〜六年で、応募は「出前授業分野」「工場見学分野」「調べ学習分野」です。学校単位でご応募ください。締め切りは、三月三十一日です。

詳しくは、しょうゆ情報センターのホームページをご参照ください。
http://www.soysauce.or.jp

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