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食農教育 No22 2002年9月号より 次号予告 『食農教育』11月号(23号)2002年10月12日発売特集 食で国際交流(仮題)収穫祭の季節。食べる活動に、国際交流の視点を入れると活動がぐっと楽しく深くなります。インドの方に本場のカレーを学び、そのうえ、三浦半島の特産物でできた「三浦特産カレー」をつくった小学生。郷土食調べとあわせて、ALT(語学補助教師)からそれぞれの国の食文化を聞き出そうと頑張った中学生など、地域の文化と国際理解とをつなぐ実践を紹介。あわせて、麺を通した国際理解のプランを提案します。 「みんなちがってみんないい」自然と地域と文化の見方が育っていくのです。 ●素材研究 教材への切り口 柿 編集室から▼自分がこだわりをもってつくったものを「売る」活動は、「経済」を学ぶというより表現活動なのだと思う。無農薬・無化学肥料でつくったタマネギを、安売りしたくない中学生が、試食販売でアピールして完売した事例(58頁)がその典型。作物と自分たちの個性を表現する彼女たちは、朝市や直売所の農家に通じる。農業体験というより農家そのものになる学習だ。(松田) ▼「おでんせ」「おいない」「めんそーれ」……「いらっしゃい」という意味の方言にはどこかやさしい響きがある。岩手内陸部では「ござえんちゃ」。水沢商業高校の生徒たちが、「地元の野菜を食べたい」という市民の声に応えて商店街に開いた「ござえんちゃハウス」。そこで、となり町の小学生がピーマン産地日本一復活をめざして販売を開始。元気のでる話です(62頁、66頁)。(阿部) ▼こんにゃく、おにのてこぼし、灰汁、でんぷん……。鶯西食べもの事典に、つくり方がとってもわかりやすく紹介されている。子どもたちが家でおばあちゃんに教えてもらいながら、1枚ずつ手順を写真で記録していく。けっして色鮮やかではないし、ピンボケしてる写真もあるけど、こんにゃくをかき混ぜるおばあちゃんの手がなんともいえず印象的でした。水仕事が肌にしみついた、つるっとしててしわしわの手(50頁)。(伊藤)
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