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Ruralnet・農文協食農教育2001年 1月号

食農教育 No.11 2001年1月号より

編集室から

▼かつて子どもたちは、家庭や学校だけでなく、地域の大人たちから、ほめられたり、怒られたりしながら成長した。最近、そんなことがめっきり少なくなったが、豆腐屋に調べ学習に行ったり(76頁)、炭焼きを教わったりする(66頁)「総合的な学習」が、子どもが大人とまともに付き合う機会を与えてくれているようだ。教育の新しい可能性だ。(松田)

▼1、2年生が生活科で調理室を使うと、調理台が高すぎて、鍋の中が見えないし、包丁が使いにくい。先生からは子どもたちが大きな調理器具の間に埋もれて見にくい。そこで普通教室にグループの数のカセットコンロと、人数分のくだものナイフを揃えた。子どもたちがとってきた野草も、思い立ったときに調理できるようになった(36頁)。長野市立三本柳小学校のグッドアイデアです。(阿部)

▼千葉三千江さんの記事、読みました?集落点検活動(109頁)。農文協ではこれを集落のIT革命と呼んでいます。決してPCやインターネットがあるわけではない、10年後の地域に子どもたちに何を残していくのかという「気持ち」があります。「情報教育とは何ぞや?」農家の母ちゃんからの問いかけです。(伊藤)


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