目次
第1部 日本人の住まいはどうのように変わってきたか
第2部 暮らしのかたちと住まいのかたち
能登の旧家 的場氏の先祖 広大な持地 大家族が暮らす家 大きな二軒の助け合い 家の中の暮らし 禅寺のような時国家 村に大きな家が必要だった理由
土間の広い家 土間と厩 広い土間のある長屋造り 家の三つの使用目的 桁はずれに小さな別家 喜びにもかなしみにも大家に集まる 東北地方の中門造りの家 全国平均より大きな東北の農家
土間住まい 東北・北陸に長く残った土間住まい 土間のある暮らし
土間の狭い家 土間の狭い山間の畑作農家 白峰村の親方の家 必要とされた親方の起業精神 畑作地以外の土間の狭い民家
二つの家 分棟型の民家 高床の家と土間の家 片側造り 二棟造り 黒石の郷土の民家 本州の二棟造り 大和棟と民家 二つの家の結婚の名残
寝間と家の神 寝間の呼び名 単一家族居住と隠居 寝間が複数ある民家 神聖な寝間 寝間と塗籠 寝間と産所 特定の寝間のない家 キリシタンと納戸神 寝間と仏壇
カマドとイロリ 暖房・照明と炊事の火の分裂 絵巻物に見るイロリとカマド 釜と鍋 炊事法と家の構造 土間のカマドと床上のカマド 土間から床へ上がったイロリ 異質なカマドの神 燃えつづけるイロリの火 イロリの座
家作の統制 江戸時代の住宅の統制 本百姓は七畳半二間の間取り 統制された屋根の葺き方 小さい住居と広い敷地 東日本に見る家作の制限 同族間の家作の統制 囲い造りをした民家
客間の発達
便所と風呂 家の入口にあった小便所と風呂 農業の発達と屎尿の需要 発達の遅かった便所 便所の呼び名 風呂の発達 生活を楽しむ場へ
あとがき
たあとる通信 |