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全18巻 |
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刊構成 |
第1巻 漢字の文明 仮名の文化第2巻 天翔るシンボルたち第3巻 おん目の雫ぬぐはばや第4巻 イネが語る日本と中国第5巻 しじまに生きる野生動物たち第6巻 神と人との交響楽第7巻 王朝の都 豊饒の街第8巻 日中を結んだ仏教僧第9巻 癒す力をさぐる |
第10巻 火の料理 水の料理第11巻 東アジア四千年の永続農業 上第12巻 東アジア四千年の永続農業 下第13巻 「天下」を目指して第14巻 真髄は調和にあり第15巻 風水という名の環境学第16巻 歴史の海を走る第17巻 君 当に酔人を恕すべし第18巻 「元の染付」海を渡る |
完結にあたって |
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様々な民族が交流・融合してつくられた中国文化。そして、その中国文化を源流としながら独自な文化を形成してきた日本。日中のダイナミックな交流の軌跡を軸に、中国文化の深層に迫った「百華」が5年の歳月を費やしてここに完結します。 |
[著] 石川九楊(書家・京都精華大学教授) もしも漢字がなかったら、世界はもっと違っていた…。漢字文明による共通性と、平仮名などの文字=地方文化の異質性をすえて、日本、東アジアをとらえ直す。著者の文明論・文化論の集大成。
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[著] 張 競(明治大学教授) 龍、麒麟、一角獣から人面犬、蛇頭魚身まで、中国でも忘れられている幻想動物に古代人の文化メッセージを読む。聖と妖の視点だけにとどまらず、アジア精神文化のルーツと広がりを探訪。500点に及ぶ図版が圧巻。
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[著] 王 勇(浙江大学日本文化研究所長) 玄宗皇帝の大唐(八世紀前半)ですでに高僧であったのに、命を賭して渡日した鑑真。当時の社会背景と中国仏教界の実相を綿密にたどり、人間・鑑真の宗教的情熱を解き明かす。中国側資料が初めて明かす鑑真の生き様。
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[著] 佐藤洋一郎(総合地球環境学研究所教授) DNA考古学で解明されるイネの起源と伝播の複雑な経路。河姆渡遺跡、徐福伝説とイネ、大唐米など稲作文化の源流を探る。現代の日本品種多数が中国で広がっている現状も視野に、イネと稲作の未来までを展望する。
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[著] 今泉忠明(動物科学研究所) 野生を捨てて人と生きるか、絶滅の道をたどるか。トラ、パンダからアルガリ、シフゾウまで、高山・砂漠・密林・凍土などの多様な地理条件に棲む60種の生態と運命から、人と自然の相克が浮かび上がる。写真多数。
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[著] 稲畑耕一郎(早稲田大学教授) 生と死をつなぎ、神と人との媒介として幾多の仮面が造られ用いられてきた。三星堆の瞳が飛び出した仮面など多数の出土品。山あいの村で現代も続く仮面劇。仮面を被って神となる法師たち。未知なる中国文化の古層。
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[著] 伊原 弘(NPO文明と社会研究所所長) 天界の秩序に則り設計される都市、庶民の猥雑な生が集積する街―「清明上河図」をはじめ豊富な絵図、地図から読み解く中国都市生活。
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[著] 頼富本宏(種智院大学学長) 科学や思想・芸術、生活文化や産業技術を日本にもたらした中国仏教。空海や円行、円仁や真如法親王ら、奈良・平安の遣唐使に多数参加した仏教僧たちの波乱の生涯と事績から描く日中交流のドラマ。
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[著] 遠藤次郎(東京理科大学教授) 中国医学とアラブ医学、インド医学、ギリシャ医学など世界の伝統医学は影響を及ぼしあいながら独自の医学思想を形成していった。東洋医学の総合性が注目を浴びるいま、新たな健康観・医学観の方向性を探る。
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[著] 木村春子(中国料理研究会代表) 中国料理研究の権威による日本の食文化との比較を交えての書下ろし中国食文化論。
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[著] F・H・キング/[翻訳] 杉本俊朗 人口稠密な東アジアの伝統的な集約的農業(灌漑による巧みな水利用、下肥など廃棄物・地域資源の徹底利用、緻密な作付方式など)に驚嘆したアメリカの研究者が、中国をメインにその実態を活写。
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[著] F・H・キング/[翻訳] 杉本俊朗 人口稠密な東アジアの伝統的な集約的農業(灌漑による巧みな水利用、下肥など廃棄物・地域資源の徹底利用、緻密な作付方式など)に驚嘆したアメリカの研究者が、中国をメインにその実態を活写。
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[著] 王 柯 (神戸大学教授) 周辺異民族をも王朝の一部とみなした「天下」の思想。壮大な歴史の背景には現代まで続く独特な「国のかたち」があった。多民族の吸収・受容が生んだ中華文化の本質に迫る。
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[著] 水口藤雄(囲碁ミュージアム館長) 碁は勝負でなく宇宙の調和の表現である−一代の棋神の生涯と思想をたどる。新布石、十番碁、古今の名棋譜などの棋譜と貴重な写真も満載。九〇歳になるいまも進化する21世紀の呉清源伝。林海峰・陳祖徳氏も寄稿。
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[著] 上田 信(立教大学教授) 現代の福建の村からたどる風水の思想と歴史。自然「保護」とは違う調和の宇宙観で地域と家を見る。アジア的な自然との共生思想の豊かな水脈を再発見するスケール大きな風水論。日本独自の水土思想とも比較しながら。
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[著] 山形欣哉(日本海事史学会理事) 遣唐使船、元寇の戦艦、御朱印船、琉球船などアジアの船舶構造を精密に考証し建造術から航海術まで西洋との相違を見る。仏壇師が造った幕末日本の軍艦・箱館丸のエピソードを含めアジアの科学技術と文化交流を描く。
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[著] 蔡 毅(南山大学教授) 酒は儀式に欠かせない。政治もまた酒で動いた。儒教と拮抗する自由な思想と想像力は「酩酊の中国」が生んだ―飲酒儀礼から鴻門の会、曹操と劉備、陶淵明、李白、白居易まで酒杯を賑わす中国文化のもう一つの顔。
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[著] 三杉隆敏(中国陶磁研究家) 世界を魅了した元朝の染め付け磁器。海のシルクロードを伝わってトルコのトプカピ宮殿を飾り、ウェジ・ウッドやマイセンを生んだ。景徳鎮から伊万里や李朝、ベトナムへと広がったアジア焼物文化史。
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