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農文協トップ主張 2013年10月号

「土・肥料」をめぐる「農家の技術」の進化
800号記念・用語集より

 目次
◆えひめAI、石灰防除、そしてヤマカワプログラム
◆農家力が開花 堆肥栽培・鶏糞利用
◆循環技術としての石灰、ケイ酸利用
◆「農家の技術に圧倒された」と、土壌肥料学の重鎮
◆「生きている土壌」――「細胞熟土」と「プラズマ熟土」

 今年6月号・800号記念号では大増ページして「現代農業用語集 農家の技術300のキーワード」をお届けした。8年前の700号記念号の時は「225のキーワード」、この間の農家の技術の多様な展開でキーワードもずいぶん増え、「土・肥料」関係では、以下の用語が新しく加わった。

「基本の用語」にえひめAI、パワー菌液、石灰防除、堆肥栽培

「土と肥料の用語」に耕盤探検隊、脱プラウ(省耕起)、ヤマカワプログラム、炭素循環農法、自然農法・無肥料栽培、エンドファイト、ウネだけ施肥、ケイカル浸み出し液、亜リン酸、セシウム

 これらの用語に注目しながら、農家の技術の深まりについて考えてみよう。

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えひめAI、石灰防除、そしてヤマカワプログラム

 先に挙げた用語のうち、特に大きな話題を呼び広がっているのが「えひめAI」と「石灰防除」である。簡単に手づくりできて様々な効果があるパワー菌液・「えひめAI」、石灰というなじみのある肥料を防除に活かす「石灰防除」、どちらも「目からウロコ」の農家の技術だ。「現代農業」の記事をもとに本にした現代農業特選シリーズ「えひめAIの作り方使い方」(DVD付き)も、「農家が教える 石灰で防ぐ病気と害虫」もベストセラーになり、売れ続けている。そして、このところ、急速に話題を呼んでいるのが「ヤマカワプログラム」だ。用語集では次のようにまとめた。

▼ヤマカワプログラム

 ゲリラ豪雨や長雨が頻発し、畑に湿害が発生しやすくなった北海道で生まれた話題沸騰の方法。

 耕盤の土を煮出した液「土のスープ」・酵母エキス・光合成細菌の三点セットを畑に散布するだけで、「耕盤が抜ける」という。考案者の山川良一さんによれば、排水性がよくなるのは耕盤が「壊れる」というよりは、微生物によって何らかの変化を起こすため。硬く締まった耕盤層にも微生物はおり、三点セットがその微生物を活発に活動させるトリガー(引き金)になるという。

 にわかには信じがたい話なのだが、現場では本当に結果が出ている。北海道栗山町のタマネギ畑では、ガチガチだった粘土質の畑に棒が深く刺さるようになったり、ドブ臭かった耕盤層の土が森の土のような匂いに変わったりと、さまざまな変化が起きた。なによりタマネギの根が耕盤層の下まで伸びるようになり、干ばつや大雨の影響を受けにくくなったという。

 サブソイラなどで耕盤を破砕するのと違い、畑にもともといる土着菌に硬い耕盤層を軟らかくしてもらう方法。緑肥も活用して微生物が安定して活動するようになれば「いずれ、3点セットも必要なくなる」と山川さん。今後も進化しそうなヤマカワプログラムからは目が離せない。

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農家力が開花 堆肥栽培・鶏糞利用

「今後も進化しそう」なヤマカワプログラム、今月の「土肥特集号」でもさっそく、その後の取り組みを追跡した。

 今年は北海道だけでも実施者が100名以上、約1400haの畑に広がっており、カラー口絵では取り組み2年目のタマネギの予想以上の成果を報告した。北海道以外からも農家の驚きの声が届いている(191ページ)。

 今後の進化が楽しみなヤマカワプログラムに対し、この間、大きく進化し、農家力が開花したのが堆肥栽培である。

▼堆肥栽培

 堆肥に含まれる肥料成分を計算して施用量を決め、不足成分を化成肥料などで補う栽培を、あえて「堆肥栽培」とよぶことにした。

 昔は堆肥といえばイナワラなどが主体で、肥料成分を考える必要がない「土壌改良材」の位置づけでよかったが、近年は家畜糞などが主な材料となることが多く、肥料分リッチな存在に変わっている。2008年、化成肥料の価格高騰を機に、それまで無視されてきたこの堆肥の肥料分に農家の目がいっせいに向いた。そして翌2009年が「堆肥栽培元年」。地域で安く手に入る有機物をメインの肥料とする時代の幕開けだった。

 堆肥栽培は、肥効がゆっくりで、気温の上昇とともにだんだん効いてくるというのもいいところ。作物の生長スピードと釣り合うことが多く、特に堆肥稲作ではへの字型生育が実現。高温障害にも強くなることが確認されている。

 実際の施肥設計の際は、堆肥の中にどのくらいの肥料成分が含まれているか、それが施用した年にどのくらい効くか(肥効率)を計算しないといけない。(以下略)

 堆肥の肥料成分に注目するなかで、安くて成分豊富な鶏糞利用の工夫も深まり、以前からあった「鶏糞」の用語解説も進化した。

▼鶏糞

 鶏は牛や豚よりも腸が短く、エサの栄養吸収率が低いため、排泄された鶏糞には三要素(とくにリン酸)が比較的多く含まれる。また採卵養鶏では卵の殻を硬くするカキ殻などをエサに与えるため、糞には石灰も多く含まれる。栄養満点肥料であるうえ、値段が安いとあって、肥料代が値上がりする中、ひっぱりだこである。

 高知県の農家、桐島正一さんは、ほぼ鶏糞だけで有機・無農薬の野菜づくりをしている。施用のポイントは、根からやや離れたところ、あるいは株間やウネ間にスポット施肥すること。畑に残る肥料分が偏らないように刈り草や野菜の残渣などを畑に還元すること、などだという。

 福島県の「南会津花づくりの会」では、鶏糞による堆肥栽培に集団で取り組んでいる。鶏糞の肥料成分を計算して施用量を決めたところ、買う化成肥料は苦土肥料くらいですんでいるという。気をつけているのは、鶏糞の入れすぎ。塩基飽和度が100%以上ある畑に入れると根傷みを起こす恐れがある。そのほか、後効きしないように浅く入れる、物理性をよくするためにモミガラをいっしょに入れるなど、鶏糞活用の工夫を深めている。

 堆肥の肥料分活用とともに、肥料そのものを効果的に使う工夫も進んだ。その象徴が「ウネだけ施肥」である。

▼ウネだけ施肥

 肥料や堆肥を圃場全体ではなくウネだけにまくこと。減肥のための技術として近年注目されている。(中略)手作業中心だった頃は、広い範囲にまくのはたいへんなので、肥料は作物のそばに少しずつ入れて大事に使ってきた。じつはそのほうが全面施肥より肥料が少なくてすみ、初期生育がよく、通路に肥料がないので雑草が減るなどの利点がある。

 肥料はまとまっていたほうが流亡しにくいという面もある。アンモニア態チッソの肥料がまとめて施肥されると、硝酸化成が進むにつれてその辺りの土はpHが下がる。酸性に傾くと、その後は硝酸化成のスピードが落ちてくる。全面施肥だとさっさと硝酸態チッソになって雨で流れてしまう分も、ウネだけ施肥ならゆっくりじっくり作物に利用されるということのようだ。

 だが、機械で大面積に堆肥をまいたり施肥したりする方法に慣れてしまった現在、ウネだけ施肥・ウネだけ堆肥を実行するには一工夫が必要だ。ウネにする位置にヒモを張り、ヒモの上から施肥したあとにウネを立てるとか、局所施肥ができる散布機を手持ちのロータリと組み合わせるとか、数年前に発売された専用施肥機(畦内施肥機)を利用する方法などがある。

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循環技術としての石灰、ケイ酸利用

 さて、今月号の巻頭特集は、「石灰防除」の石灰=カルシウムに、このところ見直されている「ケイ酸」を加え「頑丈肥料 ケイ酸VSカルシウム」である。用語集の「石灰防除」と「ケイカル浸み出し液」はこう記述している。

▼石灰防除

 安くて身近な石灰(カルシウム)を、積極的に効かせて病気に強くする防除法。石灰は肥料であり、農薬でないのに極めて病気によく効いて「究極の防除法」との呼び声も高い。適用農薬が少ないマイナー品目でも気軽に使えて重宝する。(中略)

 象徴的で斬新だったのは、作物の頭からバサバサと粉状の石灰をぶっかける「石灰ふりかけ」の技だ。福島県の岩井清さんは、花が咲いた頃のジャガイモに粉状消石灰をぶっかけて、腐れやソウカ病のない肌のきれいなイモをとる(イモの糖度が増すというオマケ効果もある)。茨城県の大越望さんはイチゴの苗や定植後の株に、粉状苦土石灰をふってすぐかん水するというやり方で、炭そ病を抑え込んでいる。水に溶かして葉面散布する手もある。(以下略)

▼ケイカル浸み出し液

 手作りする極安の水溶性ケイ酸。水で薄めてすぐに効かせるようなケイ酸資材は高価だが、千葉県の花沢馨さんが編み出したのは安価なケイカルを使うユニークな方法。主にイチゴのウドンコ病対策に使われている。

 ホームセンターで一番安いケイカルを買ってきたら、500リットルのタンクに8分目まで入れ、上から水を入れる。水はケイカルの層を通ってタンクの下の蛇口から浸み出してくるという仕組み。タンクに水を足せば液は何回でも作れるのが魅力。花沢さんは、1回入れたケイカルでもう3年以上ケイカル浸み出し液を作り続けている。

 この液をかん水のときに薄めて流したら、ウドンコ病が見事に抑えられた。殺菌剤やイオウくん煙剤と比べても断然安いし、効きもいい。(以下略)

 今月号でも石灰防除、ケイカル浸み出し液のほか、カルシウムを発酵して使う工夫や、スギナ、モミガラ、竹、卵のカラ、カキ殻など身近なケイ酸・カルシウムを活かす工夫をたくさん紹介した。

 ケイ酸もカルシウムも、雨が多い日本では流れやすい養分である。この雨で流されるケイ酸やカルシウムを受けとめてきたのが水田だ。水田には10a当たり1500tの灌漑水が入り、そこに含まれるケイ酸は29kg、カルシウムは13kg(日本の河川の平均水質の場合)。そして農家は、水を生かし、落ち葉やイナワラなどを活用して、ケイ酸やカルシウムなどのミネラルを補い、循環させる工夫を積み上げてきた(112ページ)。以前からあった用語だが、「ミネラル」では以下のようにまとめている。

▼ミネラル

 (前略)ミネラルはもともと岩石(鉱物)に由来し、田畑の土にも、森からくる用水にも、刈り敷きなどに使う落ち葉にも、沼のヨシやカヤなどにも含まれ、これらを生かしながら農業は営まれてきた。同時に、魚肥料や人糞尿(下肥)などを通して海のミネラルも活かしていた。つまり、山?川?田畑?海という流れに人間が加わってつくられる『ミネラル循環』のなかで農業が営まれてきたのである。雨が多くミネラルが貧困化しやすい日本で、このミネラル循環をどう維持し強めていくかは、農業生産から食べものの質にまで関わる大きな課題。土ごと発酵も、海のミネラル活用も、土や作物を活性化する手段であると同時に、ミネラル循環をとりもどし強める技術といえる。

「石灰防除」も「ケイカル浸み出し液」もこの循環技術の一環だ。石灰やケイ酸資材を単に土に入れるだけでなく、作物が頑丈に育つように直接効かせる工夫もする。作物の生命力を高めながら土もよくしていく、それが循環技術としての農家の肥料の活かし方だ。

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「農家の技術に圧倒された」と、土壌肥料学の重鎮

 こうした「現代農業」で追究してきた農家の技術を結集し、これに「農業技術大系・土壌施肥編」に収録された最新知見・研究をわかりやすく整理した基礎知識を組み合わせて、農文協では昨年、「土つくり・肥料の基礎と基本技術」というD?Dを作成した。全4巻98テーマ、8時間30分の大作である。このDVDを見た土壌肥料学の重鎮・熊澤喜久雄さん(東京大学名誉教授・元土壌肥料学会会長)に感想を書いていただいた(358ページ)。その後、お会いしたのだが、この大作を始めから終わりまで見た後だけに、「土・肥料」をめぐって話に花が咲いた。「農家が自分の悩みや工夫を出しあいながら、土・肥料談議を進めるのに、このDVDはすごくいいんじゃないか」と熊澤さん、そして、「農家の技術に圧倒された」という。

 まずは、農家の肥料づくりが多彩に繰り広げられていること。研究者にとっては肥料の研究も製造も研究者やメーカーが行なうのが当たり前だが、ボカシ肥、発酵肥料、パワー菌液などなど、農家の工夫がどんどん広がっている。

 有機物マルチや土ごと発酵も農家ならではの工夫だ。「世界的に土壌の有機物含量が減ってきている。炭素の循環を高め、土壌の生産力を維持することが食料の面でも環境の面でも大きな課題だ」と熊澤さん。そんななかで日本の農家は、作物を健康に育てながら効果的に炭素を循環させる工夫を編み出している。「農家の現場では、作物を育てることと、肥料をつくることと、土をつくることが一体的に行なわれている」ことに感銘を受けたという。

 そんな熊澤さんとの会話のなかで、話題になった本がある。エアハルト・ヘニッヒ著『生きている土壌 腐植と熟土の生成と働き』中村英司訳、日本有機農業研究会発行・農文協発売)である。

 この本の翻訳にも協力した熊澤さんは、「日本語版に寄せて」で、「この本が日本に紹介されたことは、今後の日本の有機農業や環境保全型農業の発展に寄与するだけでなく、日本の農学研究者にもその研究思想や研究の進め方などにおいても多くを与えるものがある」と述べている。本書については2009年10月号の主張「堆肥栽培は、地域にも、地球にも効く」で紹介したが、土・肥料をめぐる農家の技術を考えるうえで、「熟土」という興味深い見方を提起している。最後にその要点を紹介しよう。

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「生きている土壌」――「細胞熟土」と「プラズマ熟土」

 ヘニッヒは1906年、ドイツ生まれ。1950年、「腐植・堆肥化研究所」に参加するとともに「都市廃棄物の堆肥化」プロジェクトにも参画。その後、ドイツの有機農業の技術の体系化と農家の組織化に尽力し、1994年に本書(原題「豊かな土壌の秘密」)を書き上げた。原著ドイツ語版も英訳版も版を重ね、待望の日本語版が出版された。

 この本でヘニッヒが勧める土つくりは、有機物マルチ方式であり、土ごと発酵方式なのある。家畜の厩肥をプラウですき込むのが、ヨーロッパの土つくりの常識と思い込んでいたが、どうもそうでないらしい。

 ヘニッヒは「新鮮な厩肥は土の表面でコンポスト化(堆肥化)するのが一番よい」とし、「少量ずつ、表土でコンポスト化することは、慣行農業から有機農業に転換する手はじめとなる」とさえ述べている。さらに「有機物で地表をマルチすることは、熟土形成を最適な状態にしてくれるだろう」として、「有機物や植物による地表のマルチは、農耕の諸問題の多くを解決してくれる」と強調している。

 本書の副題は「腐植と熟土の生成と働き」だが、この「熟土」には「細胞熟土」と「プラズマ熟土」があるという。簡単にいうと、「細胞熟土」とは、未分解有機物をエサに土壌動物・微生物が活発に活動している土壌であり、これに対し、有機物が分解してできた腐植物質と粘土とが結合した腐植粘土複合体が形成され団粒構造が発達した土が「プラズマ熟土」である。  

 そして表層数cmの「細胞熟土」でできた「分解層」と、その下の「プラズマ熟土」が発達した「合成層(構築層)」という2つの異なる土層が、はっきりと区別されているのが「生きている土壌」である。この2つの土層は「それぞれ異なる特別の機能」をもっており、土壌動物・微生物が活発に活動する分解層の下にできる合成層では、植物の細根と根毛という環境(根圏)のなかで、「全く新しい微生物界をもつ物質循環がはじまる」。この合成層では、根圏微生物が活性化し、それらがリンの可溶化、根の生長に役立つ活性物質やビタミン、アミノ酸などの養分を生成する。チッソ固定菌の活動も活発になる。

 ところでヘニッヒは、熟土形成を補完・促進するものとして、家畜の尿などを発酵させた液肥とともに岩石粉末の利用にも注目している。地域の炭素循環とともに岩石を源とするミネラルの大循環を射程においているのである。

 700号から800号にかけて、土・肥料をめぐる「農家の技術」が豊かに展開し、農家は持ち前の農家力を発揮した。これを一層開花させながら、次代に引き継ぎたい。

(農文協論説員会)

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「田舎の本屋さん」のおすすめ本

現代農業 2013年10月号
この記事の掲載号
現代農業 2013年10月号

特集:頑丈肥料 ケイ酸 vs カルシウム
炭素は肥料だ/サトウキビでぜいたく堆肥/全国の畑に響き渡るヤマカワプログラム/混ぜてもっと効かせる光合成細菌/借りた畑、私はここから手をつけた/トロ箱栽培 最新事情緑肥、肥料で土壌病害・センチュウを防ぐ/「元肥一発施肥で増収」のワザ ほか。 [本を詳しく見る]

現代農業 2013年6月号(復刊800号記念号) 現代農業 2013年6月号(復刊800号記念号)』農文協 編

減農薬特集 防除機器を使いこなす 800号記念号「現代農業」用語集 [本を詳しく見る]

DVDブック えひめAIの作り方使い方 DVDブック えひめAIの作り方使い方』農文協 編

材料はすべて食品。納豆・ヨーグルト・イースト・砂糖から、誰でも簡単に手作りできる発酵液。中には微生物や酵素がいっぱい。田畑では「病害虫が減って農薬も減って、野菜がおいしくなる」「土着微生物が殖えて土がふかふかになった」と農家に好評。台所やトイレやペットのニオイ消し、油でギトギトの換気扇掃除、お肌つるつるになる入浴剤、川や配水管の浄化など、暮らし場面でも大活躍。月刊「現代農業」の特選記事に、新しい取材記事も加えて再編集。付属DVDでは「超簡単!24時間製造法」や、農家の使いこなし術をたっぷり収録。 [本を詳しく見る]

農家が教える石灰で防ぐ病気と害虫 農家が教える石灰で防ぐ病気と害虫』農文協 編

全国の農家の間で話題になっている,身近な資材である石灰を病害虫防除に生かす「石灰防除」の技を集大成。病原菌侵入時の細胞写真,カルシウムによる誘導抵抗性の研究など,最新研究成果もあわせて追究した。 [本を詳しく見る]

生きている土壌 生きている土壌』エアハルト・ヘニッヒ 著 中村英司 訳

土壌の耕作最適状態である「熟土」はどのように用意されるのか? その鍵を握る腐植や腐植粘土複合体の生成を、新鮮有機物や堆肥、微生物や植物の根、ミミズの働きと結びつけ、生きている土壌個体の活動として描く。 [本を詳しく見る]

DVD 土つくり・肥料の基礎と基本技術 全4巻 DVD 土つくり・肥料の基礎と基本技術 全4巻』農文協 企画・制作

静止画+動画+わかりやすいナレーションで、土つくりと施肥の基礎と実際、土壌診断の生かし方をわかりやすく解説した映像事典。有機物利用、耕し方の工夫から手づくり肥料まで、「先輩のアドバイス」も心強い。 [本を詳しく見る]

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