丹徒区農民が日本研修で技術を学ぶ

 

 数日前丹徒区江心生態農業観光園区益平村の耿業森氏が日本研修から帰国した。帰宅後、すぐに彼は庭先の「堆肥発酵有機肥料試験田」に入って、作業に没頭し始めた。「俺は57歳で、ずっと百姓をやっているけど、初めて海外研修に行けたよ。教えてもらったこの素晴らしい技術を何とかはやく成功させたいよ」と周囲に意気込んでいた。

 

  丹徒区は生産コストの低減、農村環境の改善そして農民所得の向上の手助けをするため、農民を日本へ堆肥技術の研修に派遣している。2006年、江心洲は「鎮江市日中農業科学技術合作交流」(訳者注――すなわち「農業技術普及会」)分科会の一つとして、初めて日本人専門家を農民のたんぼ・畑にまで迎えた。今回の農民海外研修は丹徒区科技局と日本農山漁村文化協会の協力下で実現したものだ。受け入れ先である松沼憲治氏は、今年77歳、50年間にわたり、有機肥料(訳者注――堆肥、発酵ぼかし肥など)を研究してきた日本でも有名な農業専門家だ。耿氏らは彼の家に泊まり、昼間は一緒に農作業を手伝い、夜は彼の講義に耳を傾ける。「良質な果物や野菜を作るには、土の有機肥力を高めるのがミソだぞ。」と松沼氏は言う。彼の畑の土は真っ黒で、粒子が細かく、手で握ってもふわふわ。肥力が高いだけでなく、通気性も排水性も良い。指ぐらいの太さの竹竿は、彼の手で力も入らずスッと1.5mぐらい地下まで刺さった。

 

竿が簡単に土に刺さった様子にびっくり!

 

 耿氏に同行した丹徒区生態農業観光園農業サービスセンター主任の杜祥林氏は、感慨深く語っていた。「みんな目先の利益のためだけに大量に化成肥料を使ってはならない。そんなことをしていたら、農産物の品質が落ちるばかりでなく、土も固くなり、病虫害は増えるし、作物、土壌、地下水等、農業生産環境に一連の被害をもたらすのだ」。

 有機肥料を作るには、ある程度時間と労力がかかるが、コストは低く、効果も良い。ポイントは農業の有機資源を大量に利用でき、環境汚染を回避できることだ。また、土壌構造を改善し、地力を高め、微生物を活性化させるとともに、農薬の使用量と病虫害の発生も抑制できる。それによって、農業の生産量と生産性が促される。杜氏はこう試算した。堆肥技術の普及が江心洲で成功すれば、農作物の連作障害が解決されるだけでなく、地力もアップし、農作物の品質も食感もきっとよくなる。そうなると、一番恩恵を受けるのは農民だ。キュウリ農家を例にすれば、今までは年に一作、主に恒順(企業名)に漬物の材料として提供していた。ムー当りの収量は2500kg、平均収入4000元であった。しかし、今年から2作に変えれば、春節期間中も出荷可能なうえ、有機栽培のキュウリは品質も高く、有機農産物合作社経由の販売が実現できたら、農民の収入はたちまち倍になるだろう。

 

 農業技術サポートを担当する丹徒区科技局副局長の孫宝成はこのように紹介する。堆肥技術のもう一つのメリットは、わらの土壌還元を実現できることだ。農家は地元の土着菌を採集し、家畜の糞尿、落ち葉、米ぬかとくん炭などの原料と一定の割合で混ぜ合わせ、そして堆積して発酵させれば、「発酵肥料」として利用できる。そうすると、年間1500トンにものぼるワラとレタスの残渣は地元で処理することができる。そればかりか、「ゴミ」を宝にかえるのだ。

 

 「鎮江日報」2009510日 1面   取材 時文潔 陸煒 魏非凡)

 

(原文)

丹徒区渡日本学技

 

   本报讯  近日,丹徒区江心生态农业观光园区益平村的耿从日本学回来,就一扎在自家口的“堆制酵有机肥试验田”里忙活起来。“我今年57了,了一子田,第一次漂洋海,学了这么好的技,真想早点试验成功。”

 

  丹徒区组织农渡日本学堆肥技,帮助民降低成本、美化家园、揄チ效益。2006年,江心洲作为镇江市中日农业科技合作交流分会之一,第一次将日本家迎到了家田次江心渡取是丹徒区科技局与日本村文化线。今年已77生物有机肥50多年的松沼治先生是日本著名的农业专家,耿次到日本,就住在他家中,白天和他一起在田间劳作,上听他解技。“水果蔬菜要有良的品,最关键的是要土壤的有机肥力。”松沼治家田里的土壤色黝K,呈小的粒状,抓在手中也比松散,不肥力高,而且具有良好的通气透水性,他用一根手指般粗的竹竿就能松插入地里1.5米深。

 

  与耿森同行的有丹徒区生态农业观光园区农业中心主任杜祥林,他感慨地,大家不能了眼前的利益而大量使用化肥,这样造成农产品品下降,而且会造成土壤板,病虫害搗ス,更会给农产品、土壤、地下水等农业产环来一系列危害。

 

  堆制生物有机肥然要花一定的时间和精力,但成本不高、效果很好,关键还能充分利用大量农业有机源,避免染;另一方面,又可改善土壤构,土壤肥力,提高土壤生物活性,减少农药使用量,降低病虫害,促进农业高效。杜祥林算了一笔,堆肥技在江心洲成功用不能解决作物作障碍,可以大大改善土壤量,提高作物品和口感,民是最大受益者。就拿江心洲黄瓜来,原来一年一季黄瓜,出来后主要提供菜原料,一2500公斤,平均每亩收入在4000元左右;今年改两季黄瓜,而且有一季能在春上市,再加上有机植,黄瓜品提升,经过有机农产品合作社售,民的收益就直接翻番了。

 

  负责科技帮扶农业的丹徒区科技局副局长孙宝成,堆肥技术还有一个大好,就是能实现农作物秸的生态还田。农户只要采集当地的生物菌,再配以畜禽便、叶、米糠、炭灰等原料,按比例堆制酵就可以作为发酵肥。这样一来,江心洲一年1500作物秸苣叶不可以就地解决,宝。

 

  (「鎮江日報」2009510日 1面   記者   陆炜  魏非凡)