月刊 現代農業
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11月号の主な記事(予告) 10月5日発売

■巻頭特集 金をかけずに頑丈ハウス/安く建てる・リノベする 足場パイプで片屋根ハウス/倒壊したハウスのパイプを再利用/パイプハウスの建て方マニュアル/頑丈ハウスを建てるなら、ここがケチりどころ!/雪を察知して42棟を守った/サクランボの雨よけハウスを1人で短時間で設置

■くらし・経営・地域 秋のくだもの低温乾燥術/2021年米余り問題農家アンケート編/種苗法改定その後の動き

■稲作・水田活用 飼料米多収に腕がガンガン鳴る 北陸193号 4回追肥で安定多収/インド型品種はなぜ多収か/初冬直播きに挑戦/新連載 写真で見る雪国小麦

■野菜・花 キュウリ40tどりの決め手は「定植から1カ月の樹づくり」 1カ月どころか、2週間で「樹の性格」が決まる/ブロッコリーのV字仕立てで2花蕾どり

■果樹 四季咲きレモンのせん定術/早生ミカン 収穫と一緒に枝ごとせん定/モモ 地力のある水田転作畑で「篠ノ井大草流仕立て」

■山・特産 ミツバチヘギイタダニ対策 温熱療法の頻度と副作用

■畜産 介助のタイミングを見極める/ルーメンの世界 乳牛の健康を維持する「恒常性」

編集後記

▼「有機農業ってなに?」のアンケートに多く回答が寄せられた。日々作業に追われながらも思索を重ねる農家の言葉は深い。表現の仕方はそれぞれ違っても、目指すべき方向はみな同じ。ここには農業の面白さが詰まってる(42、120頁)。(石川)

▼アミノ酸と核酸が同時に効くと相乗効果で花芽充実。これらは和食のだしの旨み成分で、果実の味のせも狙う。異分野の研究も生かす発想の柔軟さが秀逸(250頁)。(伊藤)

▼牛糞堆肥だけ栽培に切り替え始めて15年の中根さん(108頁)。年々必要な投入量は減ってきた。当初心配していたカリ過剰もない。懐の深い土づくりが見えてきた。(五十嵐)

▼おからだったり、家畜糞だったり、地域の有機物活用がもっと増えていったらいい。それぞれに利用の工夫はもちろんだが、需給のマッチングもこれからの課題と思う。(小河)

▼ネパール出身のラマさん(47頁、65頁)。取材中も通りすがりの農家に声をかけ、唐津弁で天気の話をしていた。すっかり仲良しだ! この底抜けの明るさで「日本の農業を支えたい」と張りきっている。(川﨑)

▼久しぶりに「ヤマカワプログラム」を取材(203頁)。常識外れのやり方ばかりだが、農家は効果を実感しまくっている。そろそろ誰か、実証してくれる研究者いないかな。(山下)

▼ド緊張の人生初取材(241頁)。わかるまで追究する姿勢は、何歳になっても持ち続けたいです。東根市に好きな蕎麦屋もできました。奥山さん、有り難うございました。(原)

▼学生時代、アフリカで土壌炭素を調査した。現地のやせた赤土では、土壌炭素量が多い場所ほど、収量が明らかに高くなっていた。私にとっては地力=炭素だ(132頁)。(渡邊)

▼生長ホルモンを凝縮した乳酸発酵タケノコ液肥(143頁)。これが各地に広がれば、異常気象だけでなく放置竹林問題も一気に解決!?そんなことを思いながら編集しました。(青山)

▼タンニン鉄って本っ当にすごい。手軽に作れて、野菜だけでなく土も変えてしまう!?(160頁) ミネラルが起こすミラクルは、農家の心を惹きつける極上のミステリー。(菊地)


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