月刊 現代農業
ルーラルネットへ ルーラル電子図書館 食と農 学習の広場 田舎の本屋さん

6月号の主な記事(予告) 5月6日発売

■巻頭特集 殺虫剤がわかる!「RACコード」でまずは分類 Q&Aでよくわかる殺虫剤とRACコードの話/主な殺虫剤の特徴と効き方/専業農家のピシャッと効かせる農薬分類他

■農家は菌と仲良しだ―防除編 えひめAIで殺菌剤半減/培養した菌でタマネギの病気が減った他

■楽しみ果樹のお手軽防除

■コツが見えてきたドローン防除 大きな羽根の風圧で株元に散布他

■新顔病害虫の正体 サツマイモ基腐病/ツマジロクサヨトウ/スモモミミハバチ他

■アスパラ茎枯病を防ぐ かん水中断と絆創膏で防ぐ他

■見えてきた、果樹のクビアカツヤカミキリ対策

■大発生のトビイロウンカ、最低限の防除で

■ジャンボタニシと賢く付き合う

■ミツバチのヘギイタダニ対策

■輸出農家の世界基準への努力 リンゴ、イチゴ、茶の減農薬栽培

■カンキツ・ブドウ・タマネギの貯蔵病害の防ぎ方

■きちんと薬剤を付着させるSS防除のコツ

■こんな防除機を作った!

■牛のサシバエ・アブ対策

■鳥インフルエンザ拡大に備える

編集後記

▼有機物マルチは草抑えだけでなく、微生物が活発に働いて土をふかふかにする。しかもそれが温暖化防止にもつながっている!(324頁)。有機物の活用は農家がもっとも得意とする分野。これはやるしかない。(石川)

▼地球の表土は炭素の貯蔵庫。地球上で発生する生物の死骸をすべて有機物マルチすれば、環境問題が解決?(68頁)そんな簡単な話じゃないだろうが、その効果、我々の想像をゆうに超える可能性あり。(伊藤)

▼あれよという間に落ち葉ロールができあがるのを目の当たりにすると、う〜んこれはたしかに欲しくなる(82頁)。落ち葉を取るために作業道が張り巡らされ、手入れが行き届いた山は明るかった。(五十嵐)

▼資材以外にも身の回りにはプラスチック製品がいっぱい。今回の編集を通して、便利さと引き換えに生まれる現代の課題がゴミ問題に集約していると感じた。今後も腰を据えてこの問題を考えていきたい。(小河)

▼小笠原の森本さん(52頁)は段ボールさえもマルチにする。「やがて土に還ってミミズが増え、アイガモのエサとなり、人間が卵や肉をいただく。農業は人が直に食べられないものを食べ物に変える仕事」。(川﨑)

▼またまた種苗法について(304頁)。しつこいようですが、「品種の海外流出」と「農家の自家増殖」は別問題。法案を分けて再提出すべきだ。農水省は、本気で考えてほしい。(山下)

▼リンゴの摘果剤・ミクロデナポンは殺虫剤で、摘果に効く仕組みは正確には解明されていない(180頁)。だからこそ、使った農家一人ひとりの実感や工夫が活きる。(柳島)

▼100頁の横田農場も112頁のサトちゃんも、同時作業(側条施肥など)を省くことが、田植えの効率化につながっている。一度にいろいろやろうとしないほうが、仕事のボトルネックは減るんだなぁ(自戒)。(渡邊)

▼メロンとカボチャ両どり栽培(141頁)。急性萎凋を防ぐためにならせる台木カボチャの果実。せっかくならこれもおいしくしたいという考えが、なんとも欲張りで面白い。(青山)

▼まだ春なのに夏みたいな日が増えた。人間は慣れない暑さにへたり気味。それを横目にぐんぐん伸びるイタドリの生命力、イタドリジュース(290頁)にして搾り取るぞ。(阿部)


もどる