月刊 現代農業
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12月号の主な記事(予告)11月5日発売

■巻頭特集 “放ったら果樹≠ネんてもったいない!/放置果樹を減らして鳥獣害を防ぐ/大きくなりすぎた樹の切り方のコツ/カキの大木をせん定で復活/ユズを3年で低樹高化/ラクラク収穫できる便利道具/熟し柿をおいしく食べるレシピ/ユズをタネも皮も使い切る/皮むきを速くきれいに

■くらし・経営・地域 各地で広がる手作りチーズ/腰痛・五十肩 私の痛み解消法/農家、ユーチューバーになる/高齢者と農福リハビリ/種苗法改定に異議あり

■稲作・水田活用 人も機械もフルに動いて作業の「手持ち無沙汰」を解消/田植え機1台、コンバイン1台で150ha管理

■野菜・花 環境制御に必須の品目別生育調査・診断/少チッソでうまいイチゴの連続どり

■果樹 垣根ではないワイン用ブドウの仕立て方/高い枝には電動バサミ&チェンソー/ミカンの花芽調査をやってみよう

■山・特産 極上の原木シイタケづくり

■畜産 75日齢離乳で食い込み&増体アップ/質のブレを解消して、全員納得のTMR作り

■機械・道具 防除用ドローンを自作/トラクタの安全フレーム

編集後記

▼世の中に植物図鑑は山ほどあるが、「売れる 枝物・葉っぱ図鑑」は未だ見たことがない。農家の売り方の工夫と、身の周りの植物を楽しむ術に、編集していてワクワクした。需要が伸びて品不足が続くいま、枝物はチャンスです。 (石川)

▼買った初年は機械屋さんの設定でうまくいっても、2、3年目になると自己流になり狂いが出る。改めて操作のきほんを教える人が足りてないなーと実感。今回は九州の機械作業名人にムギの播種機の使い方をイチから聞いた(108頁)。 (伊藤)

▼台風15号により千葉では大規模停電が長引く。自家発電機のある酪農家でも、搾乳はできるが集乳がない状態が続いた。エサだけでなくやはり電力も、地区地区で賄える環境をつくれないだろうか。 (五十嵐)

▼今回は果樹コーナーでも暮らしコーナーでも冷凍の話がいっぱい。干し柿もシイタケも0℃以下の状況でおいしくなっていくらしい。なんとも不思議な冷凍の世界になんか興奮。少し頭を冷やさねば。 (小河)

▼イチゴの新連載開始(138頁)。タイプの違う2人の農家を追いかける予定だが、両者に共通する思いは「ムリせずたまには休む」こと、「山谷なくコンスタントに収穫する」こと。経営方針と栽培技術が結びつくイチゴづくりの真髄を見たい。 (川秩j

▼消費税がスタートしたのは10歳の時(288頁)。3%の支払いを回避すべく、駄菓子を30円以下に分けて買った。その税収は20年間右肩上がりで、18年度は国の税収総額の3割近い。一方で、法人減税が続く企業の内部留保は過去最高だ。 (山下)

▼大澤農園のツイッターを見始めたら、収穫期の喜びやドタバタが自分ごとに感じられるようになった。一人暮らしは着日指定したくなるけど、ナシの都合に合わせなきゃと思える。これぞSNSの力(200頁)。(柳島)

▼30頁樋口さんは、屋敷周りの樹や草を何でも上手に売ってしまう。やりとりするうちに、通勤路の樹木が金のなる木に見えてきた。都会は自然が少ない。それが「貧しい」ことなのだとやっとわかった。 (渡邊)

▼必要なチッソを浅層にピンポイントでまくウネ内施肥は、初期生育にだけ肥料が必要なゴボウにピッタリ(150頁)。農家は植物の生理を、知識ではなく実感から掴み応用している。圧倒されつつワクワクした1年でした。ありがとうございます。(中村)


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