月刊 現代農業
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3月号の主な記事(予告)2月5日発売

■巻頭特集
 今さら聞けないタネの播き方 夏野菜のタネを100%発芽させるには?/セルトレイに1粒ずつ上手に播くには?/タネ播きの深さはどれくらい?/培土や覆土はなにがいい?/胸の谷間でタネを温める/低温発芽で根張りがよくなる/バラつきを出さない播種器の上手な使い方

■くらし・経営・地域のページ
 畑のもので農家の染め物/リンゴの枝・ミカンの皮で/ダイコンで血圧降下/農家の青色申告 貸借対照表から見えてきたこと/トマトの適正規模、私はこう考える

■稲作・水田活用
 床をしっかり固めてラクラク育苗/苗箱を軽くする/バケツイネ選手権結果発表

■野菜・花
 本州で拡大中!タマネギの春播き/わき芽収穫で長くいっぱい稼ぐ/子持ちタカナは1株70個/花を球根冷蔵でずらす

■果樹
 名人が教えるナシのせん定 ダメな園地の直し方/ミカン名人のチェンソーせん定/モモ・サクランボの早くて強い摘蕾

■山・特産
シイタケ原木は春切りがいい/茶園70haで土ごと発酵/イノシシ防ぐフェンスの工夫

■畜産
 和牛、草で母乳も子牛も変わる 土壌分析して野草も食わせる/野草の飼料価値

編 集 後 記

▼先月のリニューアル号の感想が続々寄せられています(330頁)。嬉しくなり、大いに励まされました。今号では初の試みとなる「誌上タネ交換会」(42頁)を開催します。ぜひご参加ください。「タネをつなぐ」「タネでつながる」喜びを今後も発信していきます。(石川)

▼周年栽培化が進むネギ。F1新品種が続々登場。パッと見では全く区別がつかないが、伸び、太り、根の張り、病害虫への強さ……品種ごとの個性がスゴイ(188頁)。(伊藤)

▼選抜、自家保留を繰り返し、現代の血統も取り入れながら、地域ならではの母牛群を脈々とつないできた大﨏さん(252頁)。「全国で大人気のコマーシャル牛の種も固有の血統があってこそ生きる」(五十嵐)

▼エディブルフラワー(180頁)の魅力は、花々の多彩な色と形が作り出す。品種の多様性はやっぱり大事な力だよなあ。そして農家の日々の経営がそれを育み守っている。(小河)

▼今、日本に住む外国人は過去最多だという。それがいいとか悪いとかじゃなく、皆が笑顔になれる社会にしたいな。日本人が外国野菜をつくって売る(84頁)。政府でもITでもなく、農家が世界をつなぐ。(川﨑)

▼タネを採るということは、作物をその最後まで育てること。自家増殖には、作物の一生を見届ける、そんな喜びもあるはず。それは農家の技術であると同時に、暮らしの一部でもある。制限は許されない。(山下)

▼もらった花束で初めて知ったネイティブフラワーには、奥深い世界があった(170頁)。今度見かけたら異国の乾燥地帯とそれを育てる努力をした農家が頭に浮かぶはず。(柳島)

▼ワイン用ブドウ(98頁)。雨が多い日本は本当はブドウの不適作地だが、大井上康など先人の100年の努力で生食用は世界一の味になった。100年後、きっと日本ワインも世界一になる。(岩瀬)

▼ヒミコ米(228頁)を実際に食べ、そのモチモチ感に感動。自然に近い雑多な環境で、のびのび育った混植米には、単一品種栽培とは違ううまさがあるのかもしれない。(渡邊)

▼リンゴといえばふじ。そんないわゆる当たり前に変化が起きている。風穴を開けるのが加工リンゴだ(110頁)。育種や食べ方の新提案など、これからの展開が楽しみ。(中村)


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