▼[特集]
特集:「衣服」ができるまでの技術の探究
小学生にとっての縫う学習……村越はるみ
叡智の結晶「縫うこと」……野本恵美子
ハーフパンツ作りって楽しい!?……山森なおみ
織機を作り布を知る……綿貫元二
インタビュー 「白根絞り」の魅力を語る……中山雅子 坂本典子
【実践記録】広がれ!勝山水菜ワールド……油谷いずみ
【実践記録】よくわかる電気回路学習の方法……林清孝
技術・家庭科の授業時間の短縮化で、型紙を使ってエプロン・パンツをつくるような本格的な被服実習は、やりにくくなってしまった。また、子どもたちの日常生活からも、衣服をつくる体験がなくなっている。このような環境のなかで、衣服をつくる学習は、成り立つのだろうか。
じつは、子どもたちは、「縫う」技術は必要だと思っているし、「できること」に喜びを感じている。ポイントは、針と糸、指ぬきの使い方、運針のコツなど、かつては日常生活で身につけていたことを、ていねいに教えること。この「縫う」技術の基礎・基本を、限られた授業時間で子どもたちに伝える方法を報告。また、印刷ずみの型紙を使い、子どもたちのアイデアを引き出せば、短時間でも、子どもたちをやる気にさせながら、パンツを製作させることも可能だ。
「織機で布をつくる」「“白根絞り”の魅力を語る」など、学習を発展させる記事も収録。
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