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特集:この授業の魅力はここだ!
環境教育の視点と実践…… 藤岡貞彦
耕さない田んぼに自然環境がよみがえる……岩澤信夫・武原夏子
ゴミ社会を変える……青山貞一
都会の子たちの農業体験・ファームステイ……古川武雄
環境のための木材加工学習……後藤直
大気汚染公害に苦しむ児童の生活の教材化……土井妙子
すまいの条件から環境問題を考える授業……野田知子ほか
「環境教育推進法」の成立・内容・論点……安藤聡彦
【特別寄稿】わが街に「わがお好み焼」あり……山田幹子
環境教育というと、「いのちを学ぶ」「生態系の維持システムを学ぶ」という学習テーマが選ばれがちだが、技術・家庭科ならではのテーマ設定の視点はないのだろうか。そう考えた場合、環境問題を乗り越え、人間と自然が調和するための技術とは何か、という技術教育の視点が浮かび上ってくる。そこで、技術教育としての環境教育、という視点の設定の仕方を追究し、実践事例を集めた。
反公害教育からはじまった環境教育を現代に意味あるものにするのは、“抵抗”から“地域再生”をめざす技術教育の視点が欠かせないとする巻頭記事をはじめとして、田んぼに自然の命を再生させる不耕起稲作の考え方と実際、カナダ・ノヴァスコシア州のゴミ循環システムの事例、地元の山の木を使う木材加工の提案などの記事を掲載。
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