▼[特集]
特集:私の資料活用法
県版 技術・家庭科資料集の活用……長沢郁夫
視点を変えれば資料は豊富…… 石井良子
失敗材料や製作中の作品も資料になる…… 新村彰英
授業の資料は生ものを…… 松本美穂
読み物は学習を深める貴重な素材だ……藤木勝
塩竃の「塩」を調べる…… 京極美和
欲ばらない資料作りを……野本恵美子
【エッセイ】インターネットの功罪と情報教育……高須賀清
【論文】中国の職業教育(1)……劉文君
ちょっとした資料の活用で、授業が生き生きすることがある。授業時数が短くなったいま、足りない時間を資料が補ってくれることもあるし、経験不足の新米教師の授業展開を、資料が助けてくれることもある。
いまや全国一律の技術教育の時代ではない。地域ごとの技術史、地域産業の現状を知るために、各県版の資料集や授業ノートを作ってはどうか。そんな大げさなことをしなくても、活用できる資料は身近にある。現代を知る生きた資料は、まず新聞だ。生徒の作品や教師も見本も、授業を円滑に進める資料になるし、他教科の教科書も場合を選べば楽しい資料になる。博物館・資料館に足を運ぶと一級の資料が手に入る。
それぞれの教師の授業を楽しくする視点と工夫が、資料の活用法に込められている。
|