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▼[特集]
特集：生活環境を守る力を育てる

生活環境を守り、再生させていく本物の力を育てよう……真下弘征

賢い生活者になるために……梶山正三

大型ゴミ焼却炉は有害化学物質を出さないか？……池田こみち

生活環境とクルマ依存社会……上岡直見

水環境を守る生活者を育てる……わたなべみのる

地域活動と環境教育……千野　繁

環境共生型まちづくりの力を育てる……陣内雄次・高木真理

箸を作る……新村彰英

【論文】｢技術科」教育の社会的役割（３）……三山裕久・向山玉雄

　これまで環境問題を考える際に見落としていた視点を広いあげ、それを教材化、授業づくりに生かす方法を追究。
　いま日本はゴミをどう処理するかに悩んでいるが、リサイクルの方法を開発すればことはすむのか。大切なのは、どう処理するかではなく、いかに廃棄しないかだ。また、ダイオキシン問題が、焼却炉の大小、ゴミの分別に矮小化される傾向があるが、ゴミにならない、何度でも使えるモノをつくることが重要だ。つまりは、クルマに依存しなけらば生活できないような私たち自身の暮らし方を変える必要がある。
　さらに、足尾鉱毒被害地であった渡良瀬遊水池の自然再生・活用と、地域おこしを結びつける住民運動と総合的な学習の提携の事例を紹介。環境教育は、個人の生活の見直しから、環境共生型まちづくりに進んでいかなくてはならない。

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