小山 修三 責任編集・著
五島 淑子 著
金田 章裕 著
池田 まき子 著
A5、280頁
ISBNコード:4-540-04086-3
出版:農山漁村文化協会
世界の食文化 7 オーストラリア・ニュージーランド 目次
南太平洋の新国家、そのイメージ
産業革命の後始末でできた二つの国
自由・平等を理想として
オーストラリアとニュージーランドの自慢料理は?
一 二つの先住民、アボリジニとマオリ
狩猟採集民アボリジニ
ポリネシアから来た農民マオリ二 第一次船団の食事情
「通過儀礼」としての航海食
ノアの箱船が持ち込んだもの三 植民地の成長と充実―フロンティアの世界
牧畜の成功と入植民の変化
美食と開拓者気質四 距離との戦い―缶詰から冷凍食へ
保存食
鉄道と缶詰
自動車と冷凍食品五 主婦の城・家庭料理の成立
開拓時代の女性が望んだもの
台所のようす
グルメ、酒飲みの泣き言六 移民と食文化
多民族国家の現状
ヨーロッパ系移民
ニュージーランドのヨーロッパ系移民
移民枠の拡大
観光客七 新しい食文化
健康食への志向の胎動
野生食の再評価
一 料理本と家庭料理の歴史
ライフスタイルの変遷が記された宝庫、料理本
長老派教会の料理本
料理本に見る料理の種類の変遷
現在の料理本のいろいろ二 オーストラリア、リッジ家の食卓にて
料理は家族が協力して
台所と冷蔵庫の様子
夕食メニューからうかがうオーストラリアの食
となりの部屋の使いみち
日頃の食事など
家庭菜園のこと三 男たちのアウトバック料理
ブッシュへの思い入れ
牧畜業がつくったブッシュの風景
アウトバックの料理本
アウトバックの調理具
野生が売りのレシピ
アウトバックの食材
言葉と料理四 オーストラリアのワインとワイナリー
キャブ・ソブとB・Y・O
バロッサ―オーストラリアワインのふる里
生産量と生産地
ハンター・バリー―シラースとセミリョン
マーガレット・リバー―シャドネー
ビクトリア北東部―明媚な風光とさまざまなワイン
モーニントン半島―ピノ・ノア
グランピアンズ―スパークリングワイン
クーナワラ―キャビネ・ソービニオン五 オーストラリアの日本人家庭の食生活
日本食は恋しいか?
家庭料理の献立
食材の入手と代用
工夫と知恵
日本人であることを再確認
次世代の味覚六 オーストラリア大陸五〇〇〇キロ、食の旅
民族食の都市シドニー
オフィス街のランチ
老人たちの町ショールヘブン・ヘッド
開拓時代の面影を残す観光地
街道ぞいの町の肉屋とパン屋
キャンベラのワイナリー
「学食」の変化
豊かな農村地帯と開拓者魂
アデレード近郊のワイナリーと保存食
中央砂漠へ向かう
トラック・ステーションの巨大なハンバーガー
オアシスの町アリス
オイスター・ナチュラル
アボリジニ食のこと
フロンティアの町ダーウィンへ
ホテル・ダーウィンの懐古趣味
四時二一分のパーティー
パブ
フードコート
ボダーハウスにて【資料1】オーストラリアの食料供給の動向
一 現代アボリジニの食
オーストラリア・アボリジニ
なぜアボリジニの社会に
マニングリダでの再開―マニングリダ・ストア
ストアの食品
栄養改善への取り組み
アデレードのストアで
アデレードのレストランで二 野生食の日々―狩猟採集体験記
アタマの中は狩猟採集民
アボリジニ食の変容
ウメノキ村のタクシードライバー
食料の獲得と調理
ディナーキャンプ
基本素材の確保
アボリジニ食の特色
人間関係の上を流れる食―親族、部族
こころの食三 絵に描かれたアボリジニの食
アボリジニの生活環境
カントリーを描く
ありとあらゆる動植物を食料に
砂漠の点描画
ユーカリ林のアボリジニ
ブッシュ・タッカー
一 ニュージーランドの食とアンデンティティー
二 マオリの食文化―南太平洋航海者のもたらしたもの
熱帯ポリネシアからの来訪者
マオリが食べた水産物、獣類、鳥類
マオリが食べたイモ類、ワラビ三 ひどい食生活―植民地経験と新しもの好き
食料となる動植物を持ち込んだ西欧人
牧畜と漁業
食への関心の高まりと問題四 世界の食がニュージーランドに集まる―外食文化の登場
移民が持ち込んだ食文化
市場を求めて海外へ
マオリ料理はどうなったか五 若者たちの食事
フラットの食生活が拓く可能性
フラッターのメニュー六 ノース・ショア―トアベイの変容
祖父の自家用農園はいま
トアベイでの狩猟採集生活はいま七 ニュージーランドの食は世界の食
農牧畜業の影と光
拡散するニュージーランド産【資料2】オーストラリア・ニュージーランド・日本の食料供給の比較
あとがき
監修にあたって
『世界の食文化 オーストラリア・ニュージーランド』金田章裕 他著 先住民のアボリジニ・マオリの食、移民によって持ち込まれた多彩な食素材が織りなす食の多文化。 [本を詳しく見る] |
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『季刊 vesta(ヴェスタ)』 身近な食の深奥な世界に多角的な視点から迫る食文化研究誌。年間購読料前納で送料サービス。 [本を詳しく見る] |
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