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病家須知
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■翻刻・訳注篇 上

原本 第一巻


(無題)
〔1〕○巻頭言
〔2〕○各巻の概要
〔3〕○『とりあげばば心得草』を合冊した理由
〔4〕○養生の心得について
〔5〕○飲食の欲を自制すべきことについて
〔6〕○睡眠を規則正しくすることについて
〔7〕○姿勢と呼吸をととのえるべきことについて
〔8〕○癇症や上半身が迫塞するさまざまな病には、姿勢と呼吸をととのえて治験を得たこと
〔9〕○日常的にも姿勢と呼吸をととのえるべきこと
〔10〕○子どもの病にも姿勢と呼吸をととのえて効果があることについて
〔11〕○精神を安定させることについて
〔12〕○薬を長く服用しても治らない病気の多くは精神が不安定なためであること
〔13〕○人相見が血色を論ずるのも同じであること
〔14〕○怒りが心に満ち、喜怒の感情によって心が乱れやすいために発病する病気について
〔15〕○夜寝るときに歌をうたい胸・腹・腰・四肢を撫で、息を臍下丹田に送る、簡単で行ないやすい方法で病をいやす方法とその図解
〔16〕○むやみに薬を用いないことについて
〔17〕○占いやくじに頼るのは患者にとって損なこと
〔18〕○病因の明らかでないものは自然に任せたほうがよいこと
〔19〕○医者に素人うけのよい説明があるということ
〔20〕○裕福な家の重病人は正しい治療を受けられないということ
〔21〕○大名の跡継ぎや侍医の心得がよくないこと
〔22〕○おべっかな医者が重病を治すのはまぐれ当たりなこと
〔23〕○研究熱心な医者は臨床にうといこと
〔24〕○オランダ医学は世に害のあること
〔25〕○医者に応対するさいの心得
〔26〕○患者や家族の素人判断は大きな障害になること
〔27〕○世間でもてはやされる医者は病気よりもまず患者やその家族の心をつかむこと
〔28〕○大小便の出にくいのにもさまざまな病因があること
〔29〕○症状を正しく医者に伝えなければ非常な不利益をこうむること
〔30〕○薬の服用に関する注意点
〔31〕○病気がうつるわけ
〔32〕○病気の原因となる毒はすべて人の振る舞いに由来すること
〔33〕○劉元城の真心がその身を守り毒蛇も近づけないことの図
〔34〕○伝染しやすい病気を避けるための注意点
〔35〕○万病一毒という説が世に及ぼす害について
〔36〕○看病人の心構えと注意点について
〔37〕○第一に病気のもとを除くこと
〔38〕○第二に病気の早期治療が快癒の近道であること
〔39〕○第三に病状が進んだばあいは看病に注意が必要なことについて
〔40〕○不注意で病気を重くすることについて
〔41〕○痘瘡にかかった乞食の児を家の中に留め、にわかに変症が出たこと
〔42〕○病室に濁気がこもるのは非常に害があること
〔43〕○大病後に夜寝つかれない者を眠らせる方法とその図解
〔44〕○看病人が細心の注意をすべきこと
〔45〕○飲食の分量と大小便の便通に注意すべきこと
〔46〕○父母が病気のときに注意すべきこと
〔47〕○瀕死の病人を看病するさいの注意
〔48〕○祈祷を僧侶や修験者に頼むのはほとんど無益なこと
〔49〕○心から祈れば神仏にも伝わり感応があること
〔50〕○陰徳によって病気を治すこと

原本 第二巻

〔1〕○食物の効能と害毒について
〔2〕○獣肉を禁ずるわけ<
〔3〕○病人の養生食について
〔4〕○食滞がおこる原因について
〔5〕○飲食をよく摂生する者は知略が優れるわけ
〔6〕○体表からの発汗と大小便による排泄
〔7〕○食べすぎたときのこと
〔8〕○食物に関する禁忌
〔9〕○病気の食餌療法について
〔10〕○穀肉を避けてらい病を治すことについて
〔11〕○食べ慣れたものを避けて病気を治すこと
〔12〕○食欲・睡眠欲・色欲の三欲を管理すること、および六種の薬剤になぞらえて修身摂生の道すじを示し、図でその意義を諭す
〔13〕○溜飲に古米のむすびを用いること
〔14〕○腫病の薬について
〔15〕○脚気の食養生について
〔16〕○酒を飲むと害になる病気
〔17〕○産後の失神に熱い酢を鼻に注いで治すこと
〔18〕○鯉魚湯のつくり方
〔19〕○人糞が一切の毒を解毒することについて
〔20〕○小児の百日咳を治す薬について
〔21〕○百日咳に下痢を併発したときの処方
〔22〕○蛇に咬まれたときの手当て
〔23〕○やけどに卵油を用いること
〔24〕○薬の煎じ方について
〔25〕○腰痛や腹痛を蒸していやす方法
〔26〕○小児の泉門につける膿吸いの膏薬について
〔27〕○水におぼれた者の蘇生法
〔28〕○睡り薬の解毒法
〔29〕○痘瘡患者に茶を飲ませて効果を得たこと
〔30〕○高熱で激しい渇きがある症状に冷水を用いて効を得たこと
〔31〕○虫歯や一切の口の病を水で緩和させること
〔32〕○を酷使する者が水で洗眼する効果について
〔33〕○水を浴びせ、水を掛け、水に入り、水を飲んで治す病
〔34〕○食後に自分で行なう按摩とその図解
〔35〕○穀物・肉・果物・野菜の性質効能について
〔36〕○薬の性質の寒・熱・温・涼について
〔37〕○信ずることによって病も治ることについて

原本 第三巻

〔1〕○子どもを養育する心得
〔2〕○子どもを寒暑ともに裸で育て無事に成長させたこと
〔3〕○子どもの病気が少ないことを願うには灸や薬よりも優れた養生の心得があること
〔4〕○実母の乳で子どもを養育すべきこと
〔5〕○子どもを常に外気や陽光にさらして育てる効果とその図
〔6〕○せむしの子どもを車に乗せてひき歩くこと
〔7〕○乳によって子どもの気質を変えること
〔8〕○実母が自分の乳を飲ませられないばあいのこと
〔9〕○乳母を選ぶときの心得
〔10〕○乳のよしあしを試すこと
〔11〕○乳母の養生に関する心得
〔12〕○授乳についての心得
〔13〕○初めて乳を飲ませるときの心得
〔14〕○乳が不足したときの心得
〔15〕○子どもが薬を飲まないときは、母や乳母に飲ませて効果を得ることについて
〔16〕○新生児のよだれや胎便を早く取り除くこと
〔17〕○世にいう「まくり薬」の心得違いについて
〔18〕○子どもの吐乳がゆだんできない症状であること
〔19〕○急な差し込みに腹を押して救うこととその図解
〔20〕○吐乳や差し込みがあるときにむやみに薬を用いる害について
〔21〕○吐乳や差し込みのはじめに汗をかかせて治療すること
〔22〕○生母や乳母の病気が原因で吐乳や差し込みがおこること
〔23〕○大便が緑を帯びるのはよくないこと
〔24〕○子どもの病気の多くは父母の遺毒が影響していること
〔25〕○高貴な人の子に父母の遺毒や乳母の乳から伝わった病気があることに気づく者がないこと
〔26〕○子どもの頭にできた瘡を俗に胎毒ということ
〔27〕○遺毒による子どもの眼病に頭部泉門に貼り薬を用いること
〔28〕○子どもの病気をすべて虫によるということ
〔29〕○痘瘡の心得
〔30〕○痘瘡がわが国に伝わったこと
〔31〕○痘瘡を避ける心得
〔32〕○痘瘡の初期症状と風邪の見分け方
〔33〕○頭巾を用いるとおおいに害があること
〔34〕○痘瘡の看病における重要な心得
〔35〕○近ごろの痘瘡科医の言動が世に害を与えていること
〔36〕○痘瘡によるひきつけに拊水術を行なう図解
〔37〕○痘瘡の発疹が出る場所の区別の概説と図解
〔38〕○痘瘡の発疹が出そろった後の心得
〔39〕○水疱の心得
〔40〕○瘡毒が眼に入るのを防ぐこと
〔41〕○ときどき鼻の中を掃除すべきこと
〔42〕○膿疱の心得
〔43〕○痘瘡は発疹根部の赤みによって診断できること
〔44〕○痘瘡の膿色による診断
〔45〕○痘瘡の発疹が白っぽいものを虚寒とする誤り
〔46〕○結痂の心得
〔47〕○痘瘡で注意すべき諸点
〔48〕○痘瘡神の有無について
〔49〕○水痘のこと
〔50〕○水痘と痘瘡の見分け方の概略

原本 第四巻

〔1〕○婦人の持病について
〔2〕○妊娠の心得
〔3〕○胎児の位置が正しくないためにおこる病気について
〔4〕○胎教について
〔5〕○つわりの心得
〔6〕○すべての吐き気をおさめる薬について
〔7〕○腹帯を用いる心得
〔8〕○形名の妻が操正しく夫を諫めて功をあげさせた図
〔9〕○腹帯の図説
〔10〕○胎児がかたよったときのこと
〔11〕○陣痛が始まったときの心得
〔12〕○子癇を救う心得とその図解
〔13〕○さまざまな病気でみぞおちのさしこみを救うこと
〔14〕○妊娠中に小便が出ない状態の手当てとその図解
〔15〕○出産に臨み小便が出ないときの手当てとその図解
〔16〕○補論、産後に小便が出ないときの手当てとその図解
〔17〕○催生薬の心得
〔18〕○臨産の心得
〔19〕○難産にむやみに鉗子分娩を行なう害
〔20〕○妊婦が心得ておくべき肝心なこと
〔21〕○産椅子の害について
〔22〕○産後の寝床のつくり方とその図解
〔23〕○袋児の手当てとその図解
〔24〕○出生時に産声をあげないものを救う方法とその図解
〔25〕○産後の心得
〔26〕○失血・めまいするものを救う方法とその図解
〔27〕○失血・めまいをおこすさまざまな病因について
〔28〕○失血・めまいに冷水を用いる秘訣
〔29〕○子癇を救う心得とその図解
〔30〕○子癇のおこりはじめを知ること
〔31〕○大量出血を救う心得とその図解
〔32〕○水で大量出血を救うこと
〔33〕○大量出血・めまいを兼ねるものを救う心得とその図解
〔34〕○失血の続く婦人の寝かせ方の心得
〔35〕○後産が出ないときの心得
〔36〕○後産が出ないのを知らないで肥立ちした婦人のあること

■翻刻・訳注篇 下

原本 第五巻

(無題)
〔1〕○梅毒の心得
〔2〕○毒の伝染する概略
〔3〕○下疳瘡の手当て
〔4〕○梅毒にかかった婦人の帯下について
〔5〕○子宮癰の血塊との違い
〔6〕○懸瘍や痔漏をあなどってはならないこと
〔7〕○梅毒による肺結核は治るばあいがあること
〔8〕○長年治らない病気は梅毒の変化したものではないかと疑ってみること
〔9〕○なげこみ薬の害について
〔10〕○生生乳を内服剤として用いるのはよくないこと
〔11〕○軽粉剤の過剰使用でおこる諸症状
〔12〕○治療効果のない梅毒の自然治癒を利用して利を得る者がいること
〔13〕○肥満した者の梅毒は潜伏して自分でも気づかないこと
〔14〕○小児の胎毒は両親の梅毒が原因であることが多いこと
〔15〕○梅毒に由来するらい病は治るものがあることと灌水治療について
〔16〕○肥前瘡の心得
〔17〕○打薬のこと
〔18〕○内攻した肥前瘡の治療について
〔19〕○胎毒質ということの誤りについて
〔20〕○陰金田虫の心得
〔21〕○陰金田虫が内攻して重い病気になること
〔22〕○陰金田虫の灸による治療
〔23〕○傷寒・時疫の心得
〔24〕○風邪について
〔25〕○傷寒・時疫などという病名にとらわれて実体を見誤ること
〔26〕○傷寒・風邪の初期には必ず発汗させること
〔27〕○身体を動かして発汗すること
〔28〕○発汗するさいの心得
〔29〕○熱の出る病因にはいろいろあること
〔30〕○世にいう陰証の理解には誤りがあること
〔31〕○病気で発熱する理由
〔32〕○天地万物はすべて均衡にもとづかないものはないということ
〔33〕○下痢でも下剤を使うべき症状があること
〔34〕○人参や附子を試用して医術の未熟さを補うこと
〔35〕○下剤の適不適を知る心得
〔36〕○悪性の傷寒について
〔37〕○発熱患者の手当てについて
〔38〕○渇きがひどく水を求める者には与えて効果があること
〔39〕○水をかけて傷寒や狂癇を治療する図
〔40〕○傷寒患者が川に落ちて治った図
〔41〕○水を用いた治療法を考証した概略
〔42〕○陰証に灸を用いること
〔43〕○わがままを通して患者の害を招くこと
〔44〕○伝染を防ぐこと
〔45〕○痢病の心得
〔46〕○痢病の初期に発汗させるべきこと
〔47〕○痢病の病因について
〔48〕○下剤の適不適の区別
〔49〕○灸による痢病の治療
〔50〕○むくみのこと
〔51〕○脚気の心得
〔52〕○今の脚気は昔の脚気と異なること
〔53〕○昔の脚気は時疫の一種であること
〔54〕○今の脚気は梅毒によるものが多いこと
〔55〕○脚気の治療法の誤りについて
〔56〕○脚気は浮腫の有無にかかわらず、むくみや小便不利の養生に従うのがよいこと
〔57〕○痛風の心得

原本 第六巻

〔1〕○食傷・霍乱の心得
〔2〕○食傷・霍乱に灸をすることについて
〔3〕○霍乱患者の身体を冷やすことを忌むこと
〔4〕○熱湯で温めること
〔5〕○乾霍乱について
〔6〕○吐剤・下剤の使い方のあらまし
〔7〕○すべての毒にあたったときの心得
〔8〕○砒霜石の毒について
〔9〕○解毒に油を用いる理由
〔10〕○狂藐・葛上亭長の毒について
〔11〕○硝子・アンチモニウムの毒について
〔12〕○吐酒石の毒について
〔13〕○瓜蔕の毒について
〔14〕○烏頭・附子の毒について
〔15〕○阿片・曼荼羅花の毒について
〔16〕○河豚魚の毒について
〔17〕○一切の魚毒について
〔18〕○蕃茄・胡椒・山椒と一切の菌蕈の毒について
〔19〕○豆腐が松茸の毒を解毒すること
〔20〕○そば・もち・豆腐・麦・たけのこ・芋・昆布・アラメ・アサクサノリなどの毒について
〔21〕○急病の心得について
〔22〕○昏睡状態の病について
〔23〕○死活の拳法
〔24〕○活を入れる図
〔25〕○気つけのこと
〔26〕○不眠症について
〔27〕○中風について
〔28〕○中風の兆候を知ること
〔29〕○卒中風の手当て
〔30〕○中風の養生について
〔31〕○きぬけ病について
〔32〕○突然ひきつける病について
〔33〕○めまいについて
〔34〕○夜驚症について
〔35〕○てんかんについて
〔36〕○癇症について
〔37〕○癇症・驚風の類も胎毒からおきることが多いこと
〔38〕○癇症の手当て
〔39〕○精神病について
〔40〕○早打ち肩について
〔41〕○はな血について
〔42〕○吐血について
〔43〕○脱肛について
〔44〕○寸白虫について
〔45〕○すべての虫から驚風となること
〔46〕○痔の虫について
〔47〕○船や駕籠に酔うこと
〔48〕○のどに物がつかえること
〔49〕○犬に咬まれること
〔50〕○犬に咬まれた手当てについて
〔51〕○蛇に咬まれ、虫にさされること
〔52〕○鼠に咬まれること
〔53〕○切り傷・打ち身の心得
〔54〕○傷を焼酎で洗うのはよくないこと
〔55〕○切り傷の水薬療法について
〔56〕○包帯の巻き方の図説
〔57〕○止血薬のこと
〔58〕○打ち身くじきのこと
〔59〕○骨つぎの秘伝について
〔60〕○ほほをかけることとその図解
〔61〕○肩の脱臼の整復法の図説
〔62〕○肩の脱臼の整復について
〔63〕○打ち身の手当てについて
〔64〕○乳房による小児の圧死について

原本 第七巻

〔1〕○産婆の心がけについて
〔2〕○賀川流のすぐれたわざ
〔3〕○難産に鉗子を用いること
〔4〕○鉗子分娩について
〔5〕○子宮・胎盤のかたち、および懐妊のわけ
〔6〕○月経のこと
〔7〕○白帯下のこと
〔8〕○胞衣について
〔9〕○臍帯について
〔10〕○胞衣の袋がひとつに続いていると思う誤り
〔11〕○妊娠初期のこと
〔12〕○胎盤は胎児の臀部を覆うものではないこと
〔13〕○妊娠のかたちk?
〔14〕○胎児が反転すること
〔15〕○胎盤・卵膜・臍帯の図について
〔16〕○懐妊を知る兆候
〔17〕○乳首が黒いのは懐妊のしるしにはならない理由
〔18〕○つわりのこと
〔19〕○腹帯と産椅子の功罪
〔20〕○腹帯で胸の下をしめるのはよくないこと
〔21〕○腹帯の締め方は昔風のほうがよいこと
〔22〕○出産後の腹帯のこと
〔23〕○産椅子の起源が確かではないこと
〔24〕○産椅子には16項目の欠点があること
〔25〕○胎位のかたよりをなおす3つの方法
〔26〕○子宮の状態を探り知ること
〔27〕○分娩開始時に肛門を押すこと
〔28〕○卵膜を破るのはよくないこと
〔29〕○子宮口がわからないということはないこと
〔30〕○いきみを急ぐことから難産になること
〔31〕○産婆の心得がわるくて人を殺すこと
〔32〕○出産が始まり子が生まれ後産を出した後に寝床に寝かせること
〔33〕○後産を出すこと
〔34〕○後産の下りにくい五つの原因とその対処法 秘伝の鉤胞術とはこれである
〔35〕○臍帯が下りないときの注意
〔36〕○臍帯を首に巻いて生まれることについて
〔37〕○臍帯を縛ること
〔38〕○出産直後に冷水を飲ませること
〔39〕○分娩時に産婆が心得るべきこと
〔40〕○出産前に湯づけなどを無理に食べさせるのはよくないこと
〔41〕○かたい便が産道をさまたげて生まれにくいこと
〔42〕○児の頭がひっかかって生まれにくいものをむやみに死んだと思ってはいけないこと
〔43〕○子を間引くことは罪深いこと

原本 第八巻

〔1〕○産婆が心得るべき出産前後の病
〔2〕○つわりについて
〔3〕○子癇について
〔4〕○子癇とめまい・昏冒の手当てで、押すツボの右左にこだわる必要がないこと
〔5〕○出産前後の尿閉について
〔6〕○子宮・膀胱・直腸と続いている形
〔7〕○昏冒・めまいについて
〔8〕○昏冒・めまいに寒気をともなうこと
〔9〕○痙病について
〔10〕○子宮の大出血について
〔11〕○胎児の頭部が見えていて、生まれにくいものについて
〔12〕○産婆がいきみをいそがせるために胎児の頭がつかえるものが多いこと
〔13〕○逆児を取り上げる術
〔14〕○逆児を逆向きに妊娠したものとするのは同意できないこと
〔15〕○児の身体は母の産門の上に向かって引き出すようにするのがよいわけ
〔16〕○逆児の娩出時に臍帯を圧迫しないように注意すること
〔17〕○胎児の臀部が先に出る出産について
〔18〕○横産について
〔19〕○横産の背を探り、鉗子を用いないで産ませること
〔20〕○胎児を逆転させて娩出させる技
〔21〕○自在に技を施すために一つ伝授したいもの
〔22〕○秘伝のものを用いる器の形について
〔23〕○胎児の足を探って、ひっくり返すのは容易ではないこと
〔24〕○どのようにしても足を探り得なかったら産婦をうつ伏せにして探ること
〔25〕○ふたごを取り上げることについて
〔26〕○ふたごの見分け方について
〔27〕○胎児が手と足を片方ずつ出したときの心得
〔28〕○出産後に産婆が心得るべきこと
〔29〕○帯下が少ないとき、腹k?部を揉むと効果があること
〔30〕○子宮の腫れについて
〔31〕○入浴を禁じることについて
〔32〕○臍帯が乾燥していない新生児の入浴を禁じること
〔33〕○出生児の肛門に穴がないこと、三つ口、六本指のこと
〔34〕○初乳に胎便の排泄作用があること
〔35〕○乳房のしこりをもみほぐして吸わせること
〔36〕○難産を取り上げるのに産婆と産婦が向かい合っている形
〔37〕○胎児の頭が現われた形について
〔38〕○逆児を取り上げる形について
〔39〕○坐産の形について
〔40〕○胎児のもものつけねが出た形について
〔41〕○同じく手の組み合わせ方について
〔42〕○横産を取り上げる形について
〔43〕○腹の胎児を回転する形について
(無題)

■研究資料篇

カラー口絵
監修のことばにかえて(小曽戸洋)
『病家須知』翻刻・刊行にあたって(看護史研究会代表 坂本玄子)

I 研究篇

一、中日伝統医学の歴史と平野重誠(小曽戸洋)

二、平野重誠の人とその業績(中村節子)

三、看護書としての『病家須知』の意義(平尾真智子・大道寺慶子)

四、『病家須知』各巻解題
 はじめに―『病家須知』成立の背景とその意義(坂本玄子)
 『病家須知』第一巻 解題(坂本玄子)
 『病家須知』第二巻 解題(平尾真智子)
 『病家須知』第三巻 解題(名原壽子・春日広美)
 『病家須知』第四巻 解題(中村節子)
 『病家須知』第五巻 解題(永田万紀・大道寺慶子)
 『病家須知』第六巻 解題(松本知子・澤田恵子)
 『病家須知』第七巻 解題(大村倫子)
 『病家須知』第八巻 解題(竹村志穂)

II 資料篇

一、「翻刻訳注篇」上・下 総目次

二「漢方」とはどんな医学か 用語解説にかえて(中村篤彦)

三、頭注分類・図所在一覧

四、病名解説

五、参考資料

III 索引(巻末から)

一、五十音索引
二、分類索引
 1、養生索引/2、医療索引/3、薬名索引/4、書名・人名・地名索引/5、事項索引


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