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 21世紀に入り、時代はいま大きな転換点を迎えています。

 これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄のあり方が行き詰まるなかで、価値観が大きく転換して、自然と調和した新しいライフスタイルが生まれつつあるのです。

 こうしたなかで「食」や「農」への関心がかつてないほどに高まっています。

 安全で健康な食べ物が得られ、人のぬくもりが感じられる朝市・産直が大いに盛り上がり、さらにまた、都市農村交流からグリーンツーリズムへのうねりがおきるとともに、市民農園やガーデニングがブームを呼んでいます。

 このような動きと同時に、都会から田舎へ居を移す「定年帰農」の大きな流れが生まれています。生涯現役の農業が、まさに「人生80年時代」にふさわしい生涯学習社会を作り出しつつあるのです。

 他方で、子どもたちの世界では、大きな教育変革が進められつつあります。「生きる力」の育成をねらいに、地域での体験学習や調べ学習を積極的に取り入れ、自ら課題を見つけ、自らが解決していく、そのような力を育むことに重きが置かれる「総合的な学習の時間」の創設です。これは、地域の「食」と「農」の学習の出番に他なりません。

 このような自然と調和した新しいライフスタイルへの転換をすすめ、生涯現役の充実した社会をつくっていくことを目的に、フィールドでの体験学習が楽しくでき、それを深く豊かな知に掘り下げることのできる「信州・つがいけ食農学習センター」を立ち上げることにしました。

 自然や食・農の体験を幅広いインストラクターがサポート。学習を深めるための充実した書籍・ビデオ群や、食・農・環境データべースも完備されています。グループや集団での学習会も可能です。

  豊かな自然にいだかれながら、楽しくて豊かな学習活動を思いっきり展開してみませんか。

財団法人長野県農村文化協会・社団法人農山漁村文化協会


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