「総合的な時間」の総合誌
農文協
食農教育  
農文協食農教育2011年5月号
 

食農教育 No80 2011年5月号より

次号予告 『食農教育』2011年5月号(80号)

 本誌は、2011年度より季刊に変わります。次号(81号)の発行は7月で、その後は10月、1月、4月の年4冊となります。季刊化に伴い、誌面も一新し、広く「農にはなにかある!」「農にかかわりたい」と考える人びとが楽しく読める雑誌へと進化させていきます。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。


▼被災された人たちを支援するため、自分は何ができるのか? 日本中の人が考えていると思います。まだ何も先のみえないこの時期、福島の栄養士、土屋さんからお電話をいただきました(62頁)。戦後のGHQが戦略的に学校給食でパンと牛乳を提供したことを、今度は海外ではなく、被災しなかった日本の人びとが担う番。復興後の新しい社会像を描きながら。(伊藤)

▼東日本大震災、福島原発事故と相次ぐ災害(後者は人災だが)に、「日本は大丈夫?」と不安になってくる。しかし、今号の特集を読むと、暗闇の中に一筋の光を見る思いがする。たとえば、遠藤さんの家の三兄弟(36頁)。彼らなら、たとえ大地が汚染されても、「風の谷のナウシカ」のように、清らかな命をそこから育んでくれるのではないか。それが希望だ。(松田)

▼意表をつくビックリ料理などが野外料理の楽しいところですが、一見地味な「竹パン」が今回はもっとも印象に残りました(92頁)。火のなかに放りこんでおくだけという簡単さ。暖をとるためにおこした火でパンが焼けるのです。台所に当然あるものがない状況で、発想と工夫がいかされる野外料理、防災食としての面にも注目していきたいと思います。(中村)

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