「総合的な時間」の総合誌
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食農教育  
農文協食農教育2010年9月号
 

読者のみなさまへ  2010年9月号の記事案内

(社)農山漁村文化協会  編集局 教育雑誌・教育書グループ

特集1 子どもあそび、復権!

ザリガニ指人形!捕って食べて遊んで、これがすべて栄養になる

 TVゲームもいいけど、もっとゾクゾクするあそびはいっぱいある。ザリガニを釣って食べる(12頁)、コマの技を極める(16頁)、竹水鉄砲(44頁)、Sケン(50頁)……。今月号では、子どもたちが五感を働かせ、自然やモノに働きかけるあそびや原体験の数々を特集しました。

 たとえば、ザリガニ。畦に穴を開けて水漏れさせたり、希少な在来種を捕食するなど、あまり喜ばれた存在ではない。でも、これを子どもたちといっしょに、何百匹も釣り上げ、一週間ほどキレイな水で飼育・観察しながら泥はきさせたあと、調理してその命をきちんといただけけば……。釣りヒモをたらして獲物を待つ緊張感。釣りあげたときに手から受けとる感触。生きたザリガニを鍋にほうりこむときのドキドキ感。ゆであがったザリガニの鮮やかな赤色と、たちこめるにおい……。どれも、ゾクゾクするような、リアルな手ごたえばかり。そんな体験を子ども時代に、じっくりと積ませてあげたいですね。

 これらのあそび、じつは、どれもやりだしたら子ども以上に大人がハマってしまうものばかり。「いまどきの子は、外であそべなくなった……」という嘆きの裏には、どうやら、足元の自然をおもしろがれない、いまどきの大人の姿があるのかもしれません。子どもあそび、復権。まずは、みなさんのお子さん、お孫さん、学級の子どもたちといっしょに、いかがでしょう?

特集2 旬の魚で、うんまい給食!

私たちの名前、ご存知?
給食や外食産業で活躍中!(答えは本誌88頁)

 メルルーサ、ホキ、アカイカ、カペリン、ガストロ、オヒョウ……。聞きなれないけど、みんな給食で使用されている魚たちの名前。名前はもちろん、姿形も知らずに、食べていたり、食べさせていたり。そんなことに疑問をもった栄養士さんが、これらの魚の実際の姿や特徴を調べて子どもたちに紹介するようになりました。そして現在、北陸の二ギスや北海道のチカといった、産地で捨てられるような小魚を使用したり、ついには、ホッケやカツオなどを漁港から直接買い付けるように!(81頁)

 水産物の自給率が100%を割ったのは、1976年(昭和51年)。つい、最近です。その後、90年に約72%、2000年には53%まで下落。現在は60%程度までもちなおしていますが、なお海外依存の状況は続いています。今月号では、価格面での問題を含めて、近海の魚を給食で使う具体的な方法や、子どもたちと魚をより身近につなげる授業のアイデアを探りました。


「田舎の本屋さん」のおすすめ本

この記事の掲載号
食農教育 2010年9月号(No76)

◆子どもあそび、復権!◆旬の魚で、うんまい給食! ほか。 [本を詳しく見る]

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