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| 農文協 ＞ 食農教育 ＞ 2008年5月号 |
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授業実践報告
■食で子どもたちの「くらし力」を向上させる
▼長崎・波佐見町立南小学校 福田泰三
三時間目になると、どこからともなく香ばしい匂いがしてくる。「今日の給食はカレーだ！」、ふと私の小学校時代を思い出す。そのころは、遊びから帰ると、家に入った瞬間、匂いと調理する音で、今晩のおかずがすぐにわかった。それぞれの家庭の「空気」があった。
■校庭の好きな場所にアサガオのタネをまく
▼神奈川・茅ヶ崎市立円蔵小学校 岩瀬正幸
一年生の生活科で、アサガオの観察をしたとき、その学びを少しでも面白くしてみたいと考えました。
植木鉢にタネをまき栽培すると同時に、次のようなことをしようと考えました。
「“花咲か子ども”になろう」と提案するのです。「花咲かじいさん」のお話をしてから、学校の校庭に、アサガオの花を咲かせようと子どもたちに提案しました。
管理が簡単 観察に便利 [前編]
■イネのペットボトル栽培
▼福岡教育大学 平尾健二
学校や家庭で手軽にできるイネの容器栽培としては、大型バット、バケツ、ペットボトルなどがあります。
ペットボトルのイネつくりは持ち運びが楽で、根の観察ができ、水やりも簡単なのでおすすめです。
給食を食べごとに
■なんてステキな響き！“おてつだい”
▼兵庫・芦屋市立浜風小学校栄養教諭 奥 瑞恵
私が勤務する芦屋市立浜風小学校は、児童数三三八名（各学年二クラス）の都市部の学校です。浜風小学校の「おいしい給食」は、子どもたちや保護者に絶大な支持を得ています（うぬぼれかも？ でもこのあいだの全校朝会で、調理師さんや私に、各学年から感謝のプレゼントが贈られたし）。
編集後記
▼編集部
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［特集］ここまでできる！ 子どもたちの食プロジェクト
I いまなぜ、食のプロジェクト学習か
子どもたちの「くらし力」が「カ・ゾ・ク」を「家族」にする
香川・高松市立国分寺中学校 竹下和男 …16与えられた学びから、意志ある学びへ 食育は、プロジェクト学習で成功する！
千葉大学特命教授 鈴木敏恵 …18【授業実践報告】食で子どもたちの「くらし力」を向上させる
長崎・波佐見町立南小学校 福田泰三 …22【徹 底 討 論】子どもたちはなぜ食プロジェクトに動き出したのか
福田泰三／中嶋健太／境由美子／稲益義宏 …28家庭のなかに「空気」がなくなったとは？／生ごみリサイクルという題材のもつ意味は／子どもからテーマが出てくるためには／認め合い、高め合う学級経営とプロジェクト学習／「発表会」とプロジェクト学習のちがい／地域に出かけていく学習
II 食のプロジェクト学習で何が変わるか
学びを生活世界に返すプロジェクト学習
生活発見プロジェクト「楽しく食べる一〇年計画 食べ物をえらんでつくれる自分になろう」
福岡市立愛宕小学校 稲益義宏 …38【保護者から】 プロジェクト学習でいちばん変わったのは親かも 竹津香奈 …45
【ゲストティー チャーから】「母の味を受け継げなかった自分」を語ることから
長崎大学大学院 片渕結子 …48
小特集 もっと自由に「タネ」
校庭の好きな場所にアサガオのタネをまく
神奈川・茅ヶ崎市立円蔵小学校 岩瀬正幸 …54旅するタネ─観察と模型づくり
自然教室センス・オブ・ワンダー 鈴木真哉 …60「世界に一つしかない花」を創りだす育種の楽しさ 育種家 矢澤秀成 …64
カラー口絵・エッセイ・マンガ ●給食のお手伝い 私たちもできるよ！ …１
●新連載 熱血！食卓純情伝 第１話
豊島区立清和小学校伝統の梅干し 魚柄仁之助 …10●オジサンの自由研究(54) オジサンの一日飼育体験 トミタ・イチロー …68
●郷 童
ふるさとに育つ子どもたち(13) 「おしかけ料理教室」が学校にやってきた
熊本県天草地区漁業士会・天草市立大江小学校 写真・文 岡本央 …69
■栽培 学校農園・教育ファームを生かす
新連載
学校農園のいまさら聞けない悩みに答える(1) 今からでもスタートできる農園活動！
原案・毛利澄夫／絵と文 中村章伯 …74どこでもだれでもできる 種からの野菜づくり［ミニトマト編］(5)
病害虫対策・水やりの工夫とマル秘作戦 原案・文 竹村久生／絵 橋本洋子 …78管理が簡単 観察に便利 イネのペットボトル栽培〔前編〕
福岡教育大学 平尾健二 …84新連載
学ぶ意欲を引き出す 「イネの観察ノート」(1)
命のもとタネモミの観察からはじめる 松本重男 …88長崎発 生ごみリサイクルで元気野菜づくり(3)
土は生きている！ ──子どもが変わる瞬間 吉田俊道 …92■食育 学校給食を体験と学びの場に
国産の食材でつくる給食月間に挑戦しました！
東京・杉並区立三谷小学校の実践 編集部 …100新連載
給食を食べごとに(1) なんてステキな響き！“おてつだい” 奥瑞恵 …108何でも食べてみよう(25) マダケ 金成泰三 …112
食育ものがたり(12) 村いちばんの茶のみ 種村エイ子 …114
■教材 地域のモノ･コトを生かす
いまも生きる昔のモノサシ(6)
「匁」は世界に通用する単位だった!? 岩瀬正幸 …116新連載
漢字から学ぶ 古代人の暮らしと心(1)
絵になることがらから生まれた文字［一年生の授業］ 淺野眞嗣 …118田んぼの生きものを調べる(12) 稲は稲だけでは育たない 宇根豊 …120
新連載
体験から生まれる算数(1) メダカは何匹いるのだろう 大井康嗣 …124■学校と地域の接点
新連載
センセイの・とっておきの話(1) 見えないものを見るということ
京都市立朱雀中学校 牧野茂樹 …128校庭の木(4) 戦禍も震災も乗り越えて
兵庫県西宮市立大社小学校のセンダン 廣田編子 …132「食べられる校庭」からはじめる教育改革
アメリカで広がる食農教育 佐藤由美 …134新連載
小学生一二〇万人の農村体験・「子ども農山漁村交流プロジェクト」を活かす(1)
小中学生を呼んで、むらを元気に！ 小椋唯一 …140ゲンキ!!な廃校体験記 山口県周南市・大潮小学校
『らぶふみプロジェクト』前編 いとうまりこ …144野菜人形劇(3) 土のにおいのする食育
野菜人形たちが引きよせてくれたさまざまな出会い 柴田多恵子 …148
高校の実践
農場も畜舎もない高校に「農業クラブ」ができた
大阪府立枚岡樟風高等学校 石田真一 …152
○職員室におじゃまします …158
○私のブックレビュー …160
川崎昌平著『ネットカフェ難民』 評者・田中千尋
五十嵐大介著『カボチャの冒険』 評者・伊藤真理子
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