食農教育 No52 2007年1月号より
次号予告 『食農教育』3月号(53号)2007年2月12日発売
特集 国語を総合しよう!(仮題)
光村図書の小学校三年国語の教科書には大豆についての文章が載り、「食べものはかせになろう」の調べ学習が設定されている。このように、いまの国語の教科書には、体験学習や調べ学習と組み合わせることで生きる内容が多い。読み物教材も実物にふれたり、体験することでぐっと読みが深まる。国語を「総合学習」し、「総合的な学習の時間」につなげる提案。
●素材研究 ラッカセイ
実際に育てたときの驚きと感動はトップクラス。さらにじっくり、発芽や子房柄が伸びる様子を観察する方法を提案。おいしいレシピもいろいろ。
※内容は予定です。変更する場合があります。
編集室から
▼子どもの騒ぎ声、と聞いてどんな印象を受けるだろう? やかましい! 静かにしろ! ついそんな言葉を口にしてしまいそうだが、森ではみんな口をそろえて「ここちよい」という。壁で音が反響するのでなく、森が声を吸収する。それでいて一人ひとりの声が言葉として胸に届く(四三頁)。確かに、そこにいるだけで優しい気持ちになれるのだ。(伊藤)
▼実は、本誌九月号の「ごはん炊きの歴史を再現」で、素焼きの土器を使い縄文時代のごはん炊きを再現したかったが、土器を使い込まないと水漏れするとのことで、諦めたいきさつがあった。その条件を、笠懸東小の実践は(六四頁)、試行錯誤で乗り越え、石器で肉まで切って、本格調理に成功している。子どもたちの達成感が伝わってくる。挫折したものとしては、ちょっと悔しい。(松田)
▼『写真で見る昭和の暮らし』の頁を繰っていくと、火が家の中心にあった時代の雰囲気がよみがえってくる(八〇頁)。調理や暖房はもちろんだが、雪靴をかわかし、家族の心を和ませる。それは近代化し、機能ごとにバラバラに器具の中に閉じ込められた「熱」では実現できないことなのだ(七八頁)。マッチ一本をすることから、火とのつきあい方を仕切り直してみたい。(阿部)
●環境学習・食農体験を支援する
「信州つがいけ食農学習センター」
栂池自然園や白馬の山々を舞台にした自然観察とアウトドア、周辺の加工施設や工房などを利用した食農体験が存分に楽しめるロケーションです。農文協の「食と農の学習データベース」や充実した調べ学習の資料、図書をそろえた絶好の学習環境にあります。
体験メニューがいっぱいの食農教育講座を毎年好評開催中。
もちろん家族旅行や移動教室にもご利用いただけます。研修・宿泊施設として、ぜひご活用ください。連絡先 (財)長野農文協 栂池センター
〒399-9422 長野県北安曇郡小谷村栂池高原
電話0261-83-2304 FAX0261-83-2621
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