50号記念特集 私が食と農にこだわるわけ――20氏の思い
■「機械の時代」から「生き物の時代」へ
JT生命誌研究館館長 中村桂子
■残したい、伝えたい、郷土の大切な雑穀文化
雑穀茶屋つぶっこまんま代表 安藤直美
■飯炊きのポイント 火加減を学ぶ
羽釜で飯炊きに挑戦!
Mr.ライスマンが解説 お米がごはんになる不思議
▼編集部
我孫子第二小のみなさん、こんにちはー。私は、昭和四十八年からごはん一筋でやってきました。Mr.ライスマンと呼んでください! 今日は、究極の飯炊き道具、羽釜を使って、いっしょにごはんを炊きましょう。
■教材への切り口 ドングリ
ドングリクッキーでおやつにしよう
とってきたドングリを食べる
▼絵と文 岩佐祐子
近年、外国産のクワガタムシ・カブトムシの飼育が大ブームとなっています。夏休みともなれば、ペットショップだけでなく、デパートやホームセンターにまで大量の外国産クワガタ・カブトが陳列されます。その価格も雄雌ペアで飼育ケース付き一九八〇円という具合で、子どもにも簡単に購入できるようになっています。さらに、この甲虫人気にあやかり、ムシキングという対戦ゲームも流行し、外国産昆虫の人気上昇に拍車をかけています。
■農家が教える はじめてのアイガモ農法
▼農家 橋口孝久
田んぼにアイガモが入ると、アイガモのヒナとともに稲も日に日に成長し、田んぼの中の生き物も増え、にぎわってきます。そして、いよいよ穂が出はじめると、米つくりの成果が、目に見えて楽しくなってきます。
編集後記
▼編集部
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50号記念特集
私が食と農にこだわるわけ――20氏の思い
▼「機械の時代」から「生き物の時代」へ
JT生命誌研究館館長 中村桂子 …10▼「子どもに食べさせる」ことの価値
総合研究大学院大学教授 長谷川眞理子 …12▼自然体験がもたらす豊かなクオリアが脳を育む
脳科学者 茂木健一郎 …13▼「花のこえ」が聞こえた分校の植物観察
映画監督 太田綾花 …15▼野歩きで得られるもの
作家 梨木香歩 …17▼子供組の一員として役目を果たすことから
民俗学写真家 須藤功 …19▼残したい、伝えたい、郷土の大切な雑穀文化
雑穀茶屋つぶっこまんま代表 安藤直美 …20▼稲と田んぼの恵みを子どもたちとともに感じたい
栃木県上三川町・農業 上野長一 …22▼土の生命力が子どもを育てる
大地といのちの会代表 吉田俊道 …24▼生産者の思いや物語を修学旅行生に
ヴィライナワシロ総料理長 山際博美 …25▼「もったいない」からはじめよう 世界の食糧問題への身近な視点
伊藤忠商事会長 丹羽宇一郎 …27▼村の二〇〇年後のために、いまできることを
ESD―J理事 伊藤通子 …29▼生活を丸ごと体験することで自分をとり戻す
くだかけ生活舎 和田重良 …30▼生活のバリアフリーが子どもを老化させる 「森の保育」の可能性
木更津社会館保育園園長 宮崎栄樹 …32▼木のよく育つところ、人もよく育つ
福岡・星野村立仁田原小学校校長 石本勉 …34▼「園芸」が学力のベースを作る
友学園女子中学校高等学校校長 清水哲雄 …35▼農業高校が、地域づくりの連携拠点に
青森県立藤崎園芸高等学校教頭 佐藤晋也 …37▼学校給食が真の教材になりうるために
秋田県立盲学校主任学校栄養士 吉原朋子 …39▼空は鳥、下は子ども
国立歴史民俗博物館教授 篠原徹 …40▼求められる「子どもの時間」の回復
千葉大学法経学部教授 広井良典 …42特集 原体験!ごはんを炊く
■飯炊きのポイント 火加減を学ぶ
全校四八二人の給食のごはんが炊けるかな 羽釜で飯炊きに挑戦!
千葉・我孫子市立我孫子第二小学校+平田孝一さん …46再現! 羽釜以前のごはんの炊き方
監修・食文化史研究家・永山久夫さん …60こんな道具で炊いてみました 編集部 …68
■ごはんのおいしさってなんだろう
米の試食三八年の米屋さんに聞く
大阪・藤井米穀店 藤井博章さん …77実践記録 ごはん炊きを修業して「米のソムリエ」になろう
神奈川・茅ヶ崎市立東海岸小学校 宮崎勇市 …82タイ米は「炊く」よりも「煮る」か「蒸す」とうまい
國學院大學教授 里見実 …86
カラー口絵 ●究極の飯炊き・羽釜に挑戦 …1
●季節を彩る カラフルごはん …2
●郷 童
ふるさとに遊ぶ子ども(3) 教室のなかの水族館 熊本・荒尾市立荒尾第一小学校
写真 岡本央 …93
教材への切り口 ドングリ
知 る
ドングリってなあに? 盛口満 …98
ドングリの一生 盛口満 …100
親 し む
楽しいドングリクラフト ドングリで染め物をする 岩佐祐子 …102
食 べ る
とってきたドングリを食べる ドングリクッキーでおやつにしよう 岩佐祐子 …104
韓国のドングリ料理「トトリ・ムッ」をつくる 編集部 …106
育 て る
都会の子どもたちが育てるドングリの森 渋谷区立中幡小学校 稲葉義愛 …108
どんぐり銀行で広がる森づくりの輪 編集部 …112
授業づくり
ドングリでウエッビング 編集部 …114
ドングリがわかる本 編集部 …116
連 載
■授業のヒント
オジサンの自由研究(44) 黒大豆藁苞納豆 トミタ・イチロー …120
■身近な生き物
田んぼの鳥たち(9) ニュウナイスズメ 人よりお先に新嘗祭!? 大田眞也 …121
身近な昆虫を飼う(3) コオロギの家をつくる 露木和男 …122
■読む・書く
食育ものがたり(2) みんなで楽しむ「おいもパーティー」 種村エイ子 …124
■食育・学校給食
プロの手ほどき(3) 授業でできる食べもの加工B 豆腐 …126
何でも食べてみよう!(15) キイチゴ 金成泰三 …130
ふるさとのおやつ(9) リンゴのゼリー もとくにこ …132
■学校田・学校農園
農家が教える はじめてのアイガモ農法(3) 田んぼの生き物に目を凝らす 橋口孝久 …134
■教育への視点と学校経営・授業術
ヒトが人となる共育学(2) 大人は子どもたちに試されている 大田堯 …138
世界を変える小さな実践(2) 夏祭り「マイカップでごみダイエット」大作戦 丹下晴美 …142
心をゆさぶる授業術in 上越(3) 体験を学びにする手立て 編集部 …150
■校区コミュニティづくり
ゲンキ!!な廃校体験記(2) 星ふる学校 くまの木 いとうまりこ …156
○職員室におじゃまします …160
○情報アンテナ …162
○私のブックレビュー …164
江間史明編著『授業に命を吹き込む「技」』 評者・柿崎和子
高木隆司著『理科をアートしよう』 評者・田中千尋
農文協 > 食農教育 > 2006年9月号 |
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