「総合的な時間」の総合誌
農文協
食農教育  
農文協食農教育2006年5月号
 

食農教育 No48 2006年5月号より

 次号予告 『食農教育』7月号(49号)2006年6月12日発売

特集 地域のレッドデータブックをつくる(仮題)

 「絶滅危惧種」というと自然に恵まれた地域の話に思われがちだ。しかし、カントウタンポポやメダカ、ホタル、ドジョウをはじめ、かつてはふつうにみられたものが身の回りから姿を消している。校庭や校区、地域で動植物をつぶさにしらべてみる。お年寄りからインタビューをする。動植物の生態の変化の背景にある、里山や田んぼ、川といった地域の自然の姿や暮らしの変化が見えてくる。大都市や里山での生き物さがしの方法、タガメやサギソウなどの絶滅危惧種復活の取り組みも。

●素材研究 ウメ

 ウメジュースや梅干しなど、わりと身近で手づくりしている加工食品。正月に花を咲かせるミニ盆栽など。学校だけでなく、家庭でも活用できるアイデアが満載。

※内容は予定です。変更する場合があります。

編集室から

▼七草なずな 唐土の鳥が 日本の土地に渡らぬ先に、ストントンストトン……。「七草ばやし」に謳われるように、鳥インフルエンザは昔からあったのでは? 唐土の鳥が春に渡ってくる前に、野菜を食べて体力をつけておこう、と昔の人も言ったもんだ。そんな話を高橋孝次さん(七三頁)から聞いた。なるほどねー。昔の人は大騒ぎせずに、ちゃーんと自分で備えてたんですね。(伊藤)

▼台所にあるタネを集めて、発芽するかどうか試した(三八頁)。やってみてわかったのは、本当に芽が出るかどうかという期待感で、とてもワクワクすること。「台所の落花生やゴマなどの食べるタネからは芽が出ない」と思っている子どもたち(五二頁)なら、もっとワクワク、ドキドキするだろう。発芽する作物の命のリズムに同調するとき、子どもたちの観察眼が冴えてくる。(松田)

▼「手をかけるとそれに一番応えてくれるのはナス」とはこの道二〇年以上の農家桜井正男さんの言葉。都会の子どもたちの手が届くところで、ナスを育ててほしいと鉢栽培を提案(二二頁)。
 前号から本誌がちょっとスリムになったのに気づきましたか? 写真がより鮮明に印刷できるように紙をかえたせいで、頁数はカラー口絵のぶん八頁増えました。でも定価は据え置きです!(阿部)

●環境学習・食農体験を支援する

「信州つがいけ食農学習センター」

 栂池自然園や白馬の山々を舞台にした自然観察とアウトドア、周辺の加工施設や工房などを利用した食農体験が存分に楽しめるロケーションです。農文協の「食と農の学習データベース」や充実した調べ学習の資料、図書をそろえた絶好の学習環境にあります。
 体験メニューがいっぱいの食農教育講座を毎年好評開催中。
 もちろん家族旅行や移動教室にもご利用いただけます。研修・宿泊施設として、ぜひご活用ください。

 連絡先 (財)長野農文協 栂池センター
 〒399-9422 長野県北安曇郡小谷村栂池高原
 電話0261-83-2304 FAX0261-83-2621
 /tuga20/

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