「総合的な時間」の総合誌
農文協
食農教育  
農文協食農教育2005年3月号
 

食農教育 No39 2005年3月号より

 次号予告 『食農教育』4月増刊号(40号)2005年3月12日発売

特集 食育のしくみ方・しかけ方(仮題)

 子どもの食をめぐる問題点がいろいろ指摘されるなか、次の通常国会では食育基本法の成立が見込まれるなど、にわかに食育が関心を集めている。この特集では、「食育の先生はおばあちゃん」という考え方に立って、地域の食文化に根ざした食育のすすめかたを具体的に提案する。

まずは味覚をはたらかせよう/「ぼくもできた!」の体験を/からだが喜ぶ食べものがわかる/地域の四季の食材を生かす/加工の知恵を現代に生かす/おいしさをおすそ分けする/校区で探そう食育応援団

編集室から

▼パソコンを使った情報教育というと、尻込みする先生方が多いのでは。しかし、札幌市の佐藤先生(48頁)や兼間先生(42頁)のように、子どもたちの学ぶ力を信頼すれば、情報データベースを駆使して、子どもたちの興味・関心を引き出すことができる。パソコンを、もう一人の教師にする鍵は、情報技術ではなく、子どもの「力」を信頼することにありそうだ。(松田)

▼昨年末からOECDとIEAの国際学力調査の結果が新聞をにぎわした。学力の背景にある子どもの学ぶ意欲や意味づけの喪失、生活体験の欠落など、問題にすべき点はいろいろあるが、学力を論じようとするとどうやっても、ものごとが矮小化されてしまう。「学力という表現はやめて、『ていねいな生き方』ができる子どもを育てよう」という、奈須正裕先生の思いきった提言に耳を傾けたい(66頁)(阿部)

▼玉置校長は、どうみても管理者というよりはプレーヤー。「校長は係活動みたいなもの。撮影もすれば、トイレ掃除もする。36人(光中の職員数)規模の中小企業だったら、社長は実務でも36分の1以上の働きをしなきゃあ、やっていけないでしょ。でーんと座って的確に判断、指示するっていう校長像は変わらなけりゃ」。新しい感覚をもった校長先生が増えれば、学校は変わるし、地域もきっと元気になる(20頁)(伊藤)

●環境学習・食農体験を支援する「信州つがいけ食農学習センター」

 栂池自然園や白馬の山々を舞台にした自然観察とアウトドア、周辺の加工施設や工房などを利用した食農体験が存分に楽しめるロケーションです。農文協の「食と農の学習データベース」や充実した調べ学習の資料、図書をそろえた絶好の学習環境にあります。

 体験メニューがいっぱいの食農教育講座を毎年好評開催中。

 もちろん家族旅行や移動教室にもご利用いただけます。研修・宿泊施設として、ぜひご活用ください。

連絡先 (財)長野農文協 栂池センター

〒399―9422 長野県北安曇郡小谷村栂池高原 電話0261―83―2304 FAX0261―83―2621

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