「総合的な時間」の総合誌
農文協
食農教育  
農文協食農教育2005年1月号
 

食農教育 No38 2005年1月号より

 次号予告 『食農教育』3月号(39号)2005年2月12日発売

特集 地域と学校を結ぶ情報活用術(仮題)

  張り切って学校のホームページを立ち上げたものの一年以上も更新しないまま、ほおっておいてるなんてことはよく聞く話。一方で、無理せず毎日の給食や児童に配布したプリントを知らせることからはじめて、地域の情報の中継所になっている例もある。ブログの活用を軸に、ホームページやデジタルポートフォリオ、地域データベースづくりに無理なく楽しく取り組むノウハウをお伝えする。

●素材研究 ジャガイモ

 プランター・袋栽培から、おもしろ実験、おいしいジャガイモもちや古代インカと岩手の保存食づくり、ジャガイモの来た道まで。

編集室から

▼わが家の長男は、高校2年生。いわゆる進学高に通っているので、もう受験指導がはじまっている。しかし、何だかやる気がなさそうで、つい「勉強しろ」と怒鳴りそうになる。受験勉強の味気なさは、身にしみているはずなのに……。宮古農林の高校生が困難にもめげず研究を続けたエネルギーは(48頁)、わが愚息にも潜在しているはずと思わずにはいられない、今日このごろである。(松田)

▼「嫌われもののセイタカアワダチソウを何かに役立てる方法を知りませんか」。仙台市の伊深正文先生からのお手紙にはっとした(66頁)。秋の川原で、夕日を浴びる群落はそれなりに美しいし、堤防の法面を保護する役割も果たしていると聞くと、また親しみもわく。そういえばユーミンの歌の一節にも出てきたような。身近にありながら、疎んじられている帰化植物たちに目を向けてみたい。(阿部)

▼「幸せ」ってなんだろう? この村に生まれた「幸せ感」。その根っこは「土」にある、という池田さんの指摘は刺激的だ(20頁)。土さえあれば作物は育つってもんじゃない。じい、ばあや先人たちが営々として耕し続けてきたからこそ、元気に育ってくれるのだ。そんな「幸せ感」が消え失せて、カネで買える「幸せ」にすりかわると、土が壊れ、作物が育たず、子どもたちさえも壊れてしまうのか。食農教育では、「大人の生き方」が問われているのだと改めて思った。(伊藤)

●環境学習・食農体験を支援する「信州つがいけ食農学習センター」

 栂池自然園や白馬の山々を舞台にした自然観察とアウトドア、周辺の加工施設や工房などを利用した食農体験が存分に楽しめるロケーションです。農文協の「食と農の学習データベース」や充実した調べ学習の資料、図書をそろえた絶好の学習環境にあります。

 体験メニューがいっぱいの食農教育講座を毎年好評開催中(詳しくは62頁参照)。

 もちろん家族旅行や移動教室にもご利用いただけます。研修・宿泊施設として、ぜひご活用ください。

連絡先 (財)長野農文協 栂池センター

〒399―9422 長野県北安曇郡小谷村栂池高原 電話0261―83―2304 FAX0261―83―2621

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