「総合的な時間」の総合誌
農文協
食農教育  
農文協食農教育2004年7月号
 

食農教育 No35 2004年7月号より

 次号予告 「食農教育」9月号(36号)2004年8月12日発売

特集 食育を学校区からおこす(仮題)

 食育基本法が国会に提出されるなど、にわかに「食育」が注目されている。食を学ぶなら「育てる」ことは欠かせないし、地域の人を巻き込まなければほんものにならない。今年『育てて売ってわんぱくどきどき事業』をいうユニークな事業をスタートさせた高知県を取材し、地域と学校が一体となって食育をすすめるための課題をさぐる。

■素材研究 ナタネ

  油がとれる植物のいろいろ、ナタネからの油のしぼり方としぼりかすの利用法、かつての物質循環と現代のナタネプロジェクトでのエネルギー源としての見直しまで。

編集室から

▼「薬品を使った水質検査だけで川の環境を調べた子どもたちに、『この川に魚がすめるかな』と問いかけても、答えられないでしょう」と舘岡真一先生は語る。調査した数値と川の実態が結びつかないようなのだ。対象を分析する前に、対象(カジカ)になる、対象(川)に入ることで、子どもの発見は環境と結びついて実感となる。それは生活者の視点だ(26頁)。(松田)

▼毎回、何を食べるかで悩むのが、『何でも食べてみよう』(6頁)。梅雨時ということもあって、カタツムリに挑戦することにしたが、金成さんの周囲では圧倒的に反対意見が多かったとか。「最近はめっきり減ってきたようだから」というのはまだ頷けるが、「ナメクジはかわいくないが、殻をかぶったやつはかわいそう」というのにはつい笑ってしまった。ではナメクジは平気で食べられるかというと、うーん。人間の感覚って不思議だ。(阿部)

▼ニワトリの卵をふ化させたいとの問合わせはよくうけるが、成功例をあまり聞かない。今回やっと、まともにおすすめできる簡易ふ卵器が登場。どんな高価なふ卵器でも親鳥ほどの精度は見込めないし、こんな簡単なふ卵器でも、手入れ次第で、高価なふ卵器よりふ化率は高くなるそうだ。なかには、自分で抱いてかえした子もいるとか(70頁笹村さん談)。ようは親鳥に負けない愛情と根気です。みなさんの成功談をお待ちしてます。(伊藤)

●環境学習・食農体験を支援する「信州つがいけ食農学習センター」

 栂池自然園や白馬の山々を舞台にした自然観察とアウトドア、周辺の加工施設や工房などを利用した食農体験が存分に楽しめるロケーションです。農文協の「食と農の学習データベース」や充実した調べ学習の資料、図書をそろえた絶好の学習環境にあります。

 昨年好評だった食農教育講座を今年も夏休みに二回開催します(詳しくは64頁参照)。

 もちろん家族旅行や移動教室にもご利用いただけます。研修・宿泊施設として、ぜひご活用ください。

連絡先 (財)長野農文協 栂池センター

〒399―9422 長野県北安曇郡小谷村栂池高原 電話0261―83―2304 FAX0261―83―2621

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