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Ruralnet・農文協食農教育2004年3月号

食農教育 No32 2004年3月号より

次号予告 『食農教育』5月号(33号)2004年4月12日発売

特集 保護者を味方につける(仮題)

 新学期は教師と子どもとともに、保護者との出会いのときでもある。子ども主体の学習、地域学習がうまくいくには保護者の協力が欠かせない。学級通信や授業参観などをとおして母親、父親の興味を引き出したい。親を傍観者にせず、いっしょに学びたいという気持ちを起こさせることだ。そのなかで教材について教師以上の経験を持つ人が見つかるかも。保護者との関係というやっかいで大切な問題を本音で語ってもらう。

■素材研究 虫

 学校農園を昆虫観察園にする方法から、天敵から野菜・虫・人間の関係を見直す方法まで。未来のファーブルを育てるアイデアがいっぱい。

編集室から

▼失敗を書くのは苦手な先生が多い。うまくいかなかったことに、新しい授業のアイデアが詰まっているのに。本誌でお馴染みの藤本先生が、紆余曲折の今年度の授業を振り返ってくれた(20頁)。思わず「ここはもっとこうすれば」と感じた読者も多いはず。やっぱり、成功談より失敗談(言い過ぎか?)のほうがアイデアがわくでしょ。藤本先生に感謝!(松田)

▼一月、東京で開いた食育フェアの反響はすごかった。池田玲子さん(栂池センター)のわらづと納豆つくりのコーナーには、本物の納豆をつくってみたいという都会の人が殺到。池田さんの「ひとつかみのわらには一千万個の納豆菌がいる」「わらつとは男性の象徴、だから煮た大豆と一緒にお姫様(わらをのし結びにしたもの)を入れる」という話も興味深い。伊藤道彦先生の言う素材研究の大切さ(34頁)を実感した次第。(阿部)

▼「校長先生が太鼓を鳴らせば、農家が忙しくなる」と噂に聞こえた伊澤良治先生。一度お会いしたいと思っていたが、本号で実現。校長先生というより、町長さんのような方でした(見た目ではなく、発想が)。地域のコミュニティーをどうするか、という視点が学校経営、子どもの教育に直結する時代がやってきたようです(52頁)。(伊藤)

●『食農教育』4月増刊号(33号)

特集 学校給食を生かす授業づくり12ヵ月 2004年3月12日発売!

 昨年発売してご好評をいただいた「バケツ稲 12ヵ月のカリキュラム」に続く、素材研究と計画づくりシリーズ第二弾。今回は“食育”の柱であり、子どもたちにとって、もっとも身近な食体験の場である“学校給食”をまるごと一冊特集します。栄養職員と連携した総合的学習の授業プランから行事食のおすすめレシピまで、明日からの授業にすぐに役立つ内容です。ぜひご活用ください。

給食の食材はどこからくるの?(五月)/給食がこなくなった日(十一月)/給食残飯を堆肥化する(十二月)/世界の食文化にふれる(二月)など。

授業プランのほか、地場産給食のすすめ方も。
 ※内容の詳細は15頁をご参照ください。


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