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Ruralnet・農文協食農教育2002年3月号

食農教育 No25 2003年3月号より

次号予告 『食農教育』4月増刊号(26号)2003年3月中旬発売

 日本全国どこでもできる教材・バケツイネを使って、総合的な学習の時間の授業を創るマニュアル。1年12カ月の子どもの動きとイネの生育、学校行事を重ね合わせて、どんな場面がつくれるか、具体的に提案する。バリエーションプランも豊富に提供。

 各地域、学校の実態に合わせて組み合わせれば、来年度の総合的な学習の構想が豊かに広がっていきます。

■図解 バケツイネ 手づくり道具アイデア集

 ダンボール唐箕、発泡スチロールメダカ池、ワイン瓶精米器など。

■関連ワークシート■全国サポーターガイド(行政機関・団体・企業・農家)

※内容・構成は変更する場合があります。83頁の広告もごらんください。


編集室から

▼「ふるさと」とは何だろうか。たのはた地元学では、地域おこしのために、大人と子どもが一緒になって地域の「宝さがし」をしている(76頁)。東京の大杉小では、NPOの手助けで荒川中土手に通ううちに、土手の自然に子どもたちが「ふるさと」を感じるようになった(44頁)。「ふるさと」は、あらかじめあるものではなく、人びとが創造するものなのだ。(松田)

▼ふだんあまり意識することのない地味な生きものミミズ。豊かな土には、人の片足ほどのスペースに1000匹ものミミズがすむこともあるという。地球上の種類は約8000種。ダーウィンも魅せられたこの生き物を半世紀も研究しつづけている中村方子さんのお話をうかがった(104頁)。70歳をこえたいまも現役の研究者として世界を駆け回るそのパワーに脱帽。(阿部)

▼正月におじいさんから戦争の話を聞いた。フィリピン沖で1回、九州の壱岐沖で1回、計2回の沈没を経験した。30年ほど前に胃をすべて取り除く手術。医者からは「あと半年かな」と言われて、なぜかいまも生きている。偶然に偶然が重なっていまがあり、ぼくらもあるのかと改めて驚かされた。今年は戦後58年。20歳で終戦を迎えたひとも78歳。少なくとも、いま話を聞いてテープに残せば、次の世代も生の体験を受け継げる。まずは、身近な人からの聞き書きを(58頁)。(伊藤)


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