月刊 現代農業
ルーラルネットへ ルーラル電子図書館 食と農 学習の広場 田舎の本屋さん

5月号の主な記事(予告) 4月5日発売

■巻頭特集 一石何鳥!?すごいぞ、有機物マルチ ススキ&カヤで、さよならポリマルチ/土が激変!木材チップマルチ/有機物マルチの抑草効果/モミガラ、落ち葉、イタドリ……あれもこれも有機物マルチ/有機物の集め方・敷き方/生分解性マルチで脱ポリ 他

■くらし・経営・地域 今年も挑戦、非常識栽培/大イモがとれるサツマイモ垂直栽培/山菜・野菜を何でも酢漬け/Q&Aでよくわかる 種苗法改定その2

■稲作・水田活用 水田160ha、横田農場の春作業/浅水代かきをやってみた/ドリルで引っ張るラクラクチェーン除草/ダイズ連作25年、毎年反収300kg

■野菜・花 野菜の力を引き出す仕立て/トマトの新・全伸栽培/キュウリの更新型つる下ろし栽培/卓上にのるミニチューリップ

■果樹 リンゴ、摘果剤を効かせるコツ/敏感なつがるもふじと同時散布/確実な人工受粉で効かせる/液肥でミカンの摘果

■山・特産 茶 発酵液肥のかん注でミネラルを吸わせる

■畜産 分娩前後の草で受胎率アップ/1番草で1回で種が付く

■機械・道具 自作の竹パウダー製造機、オカラ乾燥・粉砕機

編集後記

▼「トマトは本当に正直で規則正しい。人間も真似をすべきだ」という若梅さん。「92歳でまだまだ夢がある」とも(272頁)。作物に学びながら生涯現役で農業を楽しむ姿勢に感服。パワーをいただきました。(石川)

▼播種時のかん水のタイミングに注目。今まで何気に見てきたが、名人たちの考えは深く、なるほどの連続。最近のタネや培土の特徴、発芽の仕組み。作物との向き合い方の基本が垣間見えた(44頁)。(伊藤)

▼牛の発情を「感じ取る」には? 機械だって微妙な徴候は感知できない。「毎日の観察が大前提」と口をそろえて言うベテラン層から、見逃さない、見忘れないためのポイントを教えていただいた(220頁〜)。(五十嵐)

▼ポット高接ぎしたメロンは驚くほど早く着果するという(92頁)。なんとも不思議。そもそも生きもの同士を繋いでしまう接ぎ木という技術自体が不思議だ。遊び心を持ちながらこれからも学んでいきたい。(小河)

▼接ぎ木の極意(80頁)。みなさん、「穂木と台木の向きがこうで」とか、「親指と中指の位置がこうで」とか、かなり細かい。失われつつある接ぎ木の技術を研修生や後継者に伝えたい!と思っているそうだ。(川﨑)

▼改定された種苗法について(280頁)。せめて有機農家は例外扱いにしたり、例外品目を設けたりすべきだ。そんな立憲民主党の修正案も通らなかった。農林族はどこへ?(山下)

▼只隈さんの連載が終了(194頁)。植物の生理を見出し、自分の目指す樹を思い描く。そうすれば、一つひとつの作業の意味が明確になり、面白さがぐんと増す。(柳島)

▼ようやっと、密播苗の繊細さが見えてきた(100頁)。苗で躓くと、その後の生育にガツンと響く。他人事じゃない。「密」での失敗は絶対避けようと、鉢巻を締め直した。(渡邊)

▼土間発根(60頁)の佐藤さんは「苗の声」が聞ける農家。「水がほしいって苗が言うんです。でも、僕はそう簡単にはあげません」と、声は聞きつつも甘やかさない育苗。(青山)

▼タケノコの「あて寿司」は、お遍路さんにもふるまわれるという直売所名物「押し寿司」を家庭向けにアレンジした一品(260頁)。タケノコを食べて、営業時代によく回った徳島に思いを馳せたい。(阿部)


もどる