6月号の主な記事(予告) 5月2日発売
■巻頭特集 今さら聞けない除草剤の話 作物にかかってもなぜ枯れない?/「根っこまで枯れる」はどのタイプ?/非農耕地用も使える?/展着剤は混ぜたほうがいい?/散布のタイミングは?
■模様防除 黄色粘着板にひし角模様でコナジラミを1.6倍捕虫
■台所のもので虫や病気が消えた ヨーグルト&納豆で黒根腐病対策
■農薬+αの混用 花のアザミウマ防除、砂糖混用が効いた
■ラクラク残渣処理で病気を防ぐ
■スーパーコナガに立ち向かう フェロモン剤とローテーション防除で農薬減らし、抵抗性回避
■ますます広がるRACコードでローテーション
■防除機器のあるある事件簿
■カブリダニで果樹のハダニ防除 ミカンでミヤコとスワルスキー
■野菜のタバコカスミカメ利用
■タマネギのべと病を迎え撃つ 農薬を減らせる展着剤の選び方
■トビイロウンカをこう抑えた 下敷き+粘着スプレーで予察板
■ジャンボタニシ対策 野菜クズでおびき寄せてすくって塩漬けに
■雑草イネをだまし打ち ヒエと雑草まみれの圃場が蘇った
■果樹の粗皮削りをうまくやる
■モネンシンに頼らない子牛育成
編集後記
▼『現代農業』のグラビアや表紙を50年近く撮り続けてきたカメラマンの橋本紘二さんが急逝された。昨年までは「田園活写」を連載。百姓の暮らしが好きで、多くの読者に愛され、酒が好きな人だった。長い間、本当に有難うございました。(石川)
▼封じ込め作戦での成功と失敗例が、隣り合わせ(90頁)。抵抗性を獲得した見えない敵との戦いは、初動の違いでこんなに大きな差が出た。決して混ぜ返さないこと。目覚めたら、手がつけられなくなる。(伊藤)
▼草の長さと切り口の鋭さ(242頁〜)。草の切り方次第で、エサの出来や牛の食い方がこんなにも変わるなんて。牛のルーメン(第一胃)の微生物がどんなふうに分解しているのか、一度この目で見てみたい。(五十嵐)
▼最愛の一足と出合えた農家は幸せそうだ(268頁)。「農家に長靴」が当然すぎて気づかなかったが、長靴選びにこそ、その農家の人となりが現われているのかも。取材ではまず長靴から見ようと心に決めた。 (小河)
▼カラー口絵と166頁で紹介したピンクアスパラ。あんな薄暗いところで、あんな鮮やかな野菜ができるなんて! サクラの季節に合わせて売り出したり、緑、白、紫と組んで4色セットにしたり……今後ますます話題になるかも!?(川崎)
▼農水省のホームページに、種苗法改定に関するページが新設された。検索は「種苗法の一部を改正する法律案について」。法案全文の他、Q&Aも載ったので、ぜひご覧あれ。首をかしげたくなる部分もある。(山下)
▼ナシの樹の養水分の流れがわかったら、やるべきことが見えてくる(203頁)。長谷川さんの摘心はともかくスピードが速かった。「ちょっと待って!」と何度もハサミを持つ手にしがみついて、教えてもらいました。(柳島)
▼「除草器のおかげで初期除草は60分で済むけど、その後の手取り除草が10a当たり15・4時間」と林さん(78頁)。雑草との戦いで一番大切な知恵は「自分の気持ちを高く保つ知恵」なのかもしれない。(渡邊)