月刊 現代農業
ルーラルネットへ ルーラル電子図書館 食と農 学習の広場 田舎の本屋さん
農文協のトップ月刊 現代農業2017年7月号>くらし・経営・地域

くらし・経営・地域

集落環境診断の実際
山本麻希先生と歩く

新潟・鴨谷幸彦

「集落環境診断」とはどのようなものか?
詳しくは、7月号の誌面にて、 「獣害対策を練るための集落環境診断のすすめ」(山本麻希著) の記事もご覧ください。

 2016年9月8日。NPO新潟ワイルドライフリサーチの山本麻希先生と一緒に、上越市吉川区川谷もよりの農家、市役所職員、県職員、集落外からの参加者が集落内を歩いて、環境や電気柵の設置状況などを記録しました。その際に山本先生から出た指摘とアドバイスをご紹介します。

電気柵のパワーユニットが柵の外にありますね。私がイノシシなら体当たりしてズガーン! 熊なら手でバーン! と倒して侵入しますよ。必ず柵の中に設置してください。ついでに、バケツは雨よけのつもりだと思いますが、パワーユニットは防水になっているので必要ありません ガイシが内側に向いています。これだと、ポールを押し倒されて侵入されるリスクが高まります。必ず外に向けてください いやー、わが家の電気柵は間違いだらけ。
まいった、まいった… 稲穂が垂れてきて電線に触れると漏電します。作物と電線の間は1mくらい離してくださいね。
それに、イネ刈りが終わっても、なるべく長く電気柵を残して通電しておくようにしてください。2番穂が出てくるとイノシシが食べに来るので、それを防ぐためです

●斜面での電気柵のポールの立て方●

●窪みがある場合の電気柵の張り方●

「田舎の本屋さん」のおすすめ本

現代農業 2017年7月号
この記事の掲載号
現代農業 2017年7月号

特集:とるぞ 稼ぐぞ 食べるぞ エダマメに乾杯! [本を詳しく見る]

新特産シリーズ ダダチャマメ おいしさの秘密と栽培 新特産シリーズ ダダチャマメ おいしさの秘密と栽培

庄内地方で江戸時代から栽培され、農家のお母さんたちによって改良、選抜されてきたダダチャマメ(白山ダダチャ)。その味の秘密を科学的に解説するとともによりおいしく、たくさん収穫するためのポイントを詳述。 [本を詳しく見る]

新特産シリーズ 黒ダイズ 機能性と品種選びから加工販売まで

田舎の本屋さん 

もどる