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筆者(77歳)。繁殖和牛を26頭飼育。2月号では五十肩が治る「棒体操」を紹介
(依田賢吾撮影、以下Yも)
筆者(77歳)。繁殖和牛を26頭飼育。2月号では五十肩が治る「棒体操」を紹介 (依田賢吾撮影、以下Yも)

腰もお尻も好調、朝晩布団の中でモゾモゾ体操

岩手・及川 健

3回死にかけた

 人間の身体とはすばらしいものだと思います。

 私が20代の頃使っていた農具や機械は故障して、今、ほとんど残っていません。いっぽう私の身体は多少修理(治療)をしたものの、いまだ現役でがんばっています。驚きですし、感謝の気持ちでいっぱいです。

 私は今まで3度ほど死に直面しました。牛に突かれて膀胱に穴があいたとき。トラクタの下敷きになったとき。酒に酔って、遠く離れた山の中で雪の上に寝ていたとき。それでもいつも奇跡的に助かり、現在に至っております。

簡単だから続けられる

 15年ほど前、牛舎の2階にかけたハシゴがはずれ、3m下のコンクリートに落ち、腰を痛め、後遺症に苦しみました。また、痔の病もあり、何回か手術をしましたが、トイレに行くと、お尻に膨張感があり悩んでいました。それらの改善策として私が布団の中でやっている体操(?)はまったくの自己流で、科学的根拠もありません。皆さんに紹介するのもどうかと思いますが、一応、次のようなねらいがあります。

・骨盤のゆがみが腰痛につながっていると聞いたので、股関節を動かすことがいいのではないか。

・お尻を動かせば、そのまわりの筋肉を強めることができるのではないか。

・足、足首を動かせば、足の老化を防ぐことができるのではないか。

 とにかく簡単で、長く続けられることを第一に、毎日、朝起きる前と夜寝る前に2回やっています。

 腰のほうは年齢のせいか、仕事によっては厳しいときもありますが、なんとか我慢できる範囲かなと思っています。痔のほうは排便後の膨張感がなくなり、キリッとお尻が締まり、うれしい限りです。また、朝の体操によって便意を催し、起きると必ずトイレに行く習慣がつき、スッキリした状態で牛の管理ができるのは、体操のおかげかなと思っております。

 77歳の現在も働けることに感謝の毎日です。友達夫婦との月1〜2回の温泉旅行が唯一の農休日で、楽しみであり、明日への活力となっています。

仰向けに寝て、つま先とかかとを揃え、足首を伸ばす。ふくらはぎと連動するように 足首を曲げる。この曲げ伸ばしを10〜15回繰り返す(以下、すべて10〜15回ずつ) 両方の足首を大きくまわす。反対にもまわす
仰向けに寝て、つま先とかかとを揃え、足首を伸ばす。ふくらはぎと連動するように 足首を曲げる。この曲げ伸ばしを10〜15回繰り返す(以下、すべて10〜15回ずつ) 両方の足首を大きくまわす。反対にもまわす
仰向けに寝て、つま先とかかとを揃え、足首を伸ばす。ふくらはぎと連動するように 足首を曲げる。この曲げ伸ばしを10〜15回繰り返す(以下、すべて10〜15回ずつ)  取材時に撮影した動画がルーラル電子図書館でご覧になれます。
仰向けに寝て、つま先とかかとを揃え、足首を伸ばす。ふくらはぎと連動するように 足首を曲げる。この曲げ伸ばしを10〜15回繰り返す(以下、すべて10〜15回ずつ)
最後はリラックスして、お尻を振ったり、足を動かしたり
最後はリラックスして、お尻を振ったり、足を動かしたり

(岩手県奥州市)

「田舎の本屋さん」のおすすめ本

現代農業 2017年3月号
この記事の掲載号
現代農業 2017年3月号

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