自然の中の人間シリーズ 海と人間編 全10巻

自然の中の人間シリーズ 海と人間編
A4変型版

人間は海とどうかかわってきたのか。21世紀をめざし、海や海の生物たちとどうつき合っていけばいいのか ――
第一線の研究者が最新の知識をやさしく解説したユニークな科学絵本。

書名 著者 ISBNコード 新コード 発行年 内容解説
1 人間にとっての海 松川康夫・佐々木克之著 藤田正純絵 4-540-89041-7 54089041 1989 海はどうしてできたのか。原始の海で生命が芽ばえ、陸上に様々な動植物が進出、やがて人間が現れた。そして人間は海をどのように利用してきたのか。45億年の海の歴史とそれにかかわってきた人間のドラマをみる。
2 魚からみた海 近藤恵一著 渡辺可久絵 4-540-89042-5 54089042 1989 海には、魚の様々な生活環境がある。食物連鎖と口の形、産卵のしかたや場所の違い、成長と季節変化、季節・海流・えさによって変わる回遊ルート……。こうした魚の生活のしくみと、環境変化とのかかわりをみる。
3 淡水にすむ魚たち 石田力三著 清水勝絵 4-540-89043-3 54089043 1989 川には、上流・中流・河口のそれぞれに適応した魚がすみ、また湖ごとにも独自の生物社会がある。しかし、水の流れや開発が、魚の生態をおびやかしている。身近な水環境を見直し、淡水魚と共存する道をさぐる。
4 海で育つ植物 梅林脩・菊池嶺著 保田義孝絵 4-540-89044-1 54089044 1989 海藻は、食品としてだけでなく、日常生活のいろいろな面で役立っている。また、藻場は海の生物たちにとっても重要なすみかとなる。海藻の生態と種類、養殖の歴史、各種の利用法から、海の砂漠化を防ぐ道まで。
5 魚をとるくふう 森田祥著 倉品吉克絵 4-540-89045-X 54089045 1989 海の魚は無尽蔵ではない。漁業技術の発達が、魚をとりつくす危険をもたらす。魚にはどんな習性があり、人間にはどんな漁法があるか。限りある海の幸を、できるだけ豊富に、永遠にとり続けるための方法を考える。
6 豊かな海をつくる 菅野尚著 清水勝絵 4-540-89046-8 54089046 1989 海の生物の死亡率が高い卵から稚魚の時期。人間が手をかすことにより、海の幸は一層ふえる。アワビ・ホタテガイ、クルマエビ、マダイ、サケの増殖・放流を例にあげ、海を豊かにするための適正な管理方法をさぐる。
7 海の幸を育てる 田中二良著 渡辺可久絵 4-540-89047-6 54089047 1989 いま日本で養殖される魚は40種。江戸時代、カキやノリから始まった日本の養殖は、昭和に入ってブリを手始めにようやく海の魚に広がった。魚類による密度やえさ効率の違いから、最新の養殖技術、輸送技術まで学ぶ。
8 魚という生物 尾藤方通著 保田義孝絵 4-540-89048-4 54089048 1989 魚にもいろいろな種類がある。体形のちがい、赤身の魚と白身の魚、体温のちがい。とった魚の肉はどう変化するか。魚のおいしさとは、鮮度を保つには何が必要か。魚をむだなく利用し、食生活を豊かにする方法を学ぶ。
9 海の幸をいかす 藤井豊著 中村信絵 4-540-89049-2 54089049 1989 日本人は魚を干物、塩づけ、すし、練り物などに加工して食べてきた。加工技術の発達は、魚の利用範囲を広げ、魚資源の有効利用に役立っている。伝統技術から、大量 生産の道を開いた冷凍すり身技術、コピー商品まで。
10 海の幸と日本人 露木英男著 谷俊彦絵 4-540-89050-6 54089050 1989 日本人は魚食民族といわれるほど、太古から魚と深くかかわり、その生活には魚にまつわる行事が多い。また魚をおいしく食べる技術も世界に類をみない。日本人は海の幸を暮らしにいかすことを一つの文化にまで高めた。

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