自然の中の人間シリーズ 森と人間編 全10巻

森と人間編
A4変型版

災害から人間を守る森林の役割と、そのかかわりの歴史を学び、自然の大切さを説く。

書名 著者 ISBNコード 新コード 発行年 内容解説
1 世界の森とくらし 片桐一正著 松下裕絵 4-540-89021-2 54089021 1989 地球上にはいろいろな森林があり、森林に合った生活がある。大自然の恵み、おそれと愛着、乱伐と森林破壊、緑をとりもどす困難なたたかい、砂漠を森にかえた人々の知恵。世界各国の森林とそのかかわり方に学ぶ。
2 森のおいたち 谷本丈夫著 大矢正志絵 4-540-89022-0 54089022 1989 災害によって樹木が失われても、自然は森を再生させる。環境によって変わる森。樹木どうしの争い、植物と土の関係、発芽と若木の生長、育成と若返り――これを知れば、自然の再生力をどう手助けすればいいかがわかる。
3 たたかう森 新田隆三著 頂天眼絵 4-540-89023-9 54089023 1989 森林は、さまざまな災害に襲われる。雪害と寒害、なだれ、干ばつ、台風などの気象災害や地すべり、山火事などの跡をとどめる樹木と、たくましい再生力。自然災害を受けやすい条件と、森林を守る知恵についても考える。
4 くらしを守る森 秋谷孝一著 谷俊彦絵 4-540-89024-7 54089024 1989 大雨がふれば、洪水と山くずれ。日照りがつづけば水不足。災害が起こりやすい気象、地形、地質の日本で、森林は土砂流出をふせぎ、水を蓄える。そのしくみとは? 防風林、防雪林、海岸林と保安林の役割。
5 森のふしぎな働き 谷田貝光克著 頂天眼絵 4-540-89025-5 54089025 1989 木材は、主要成分であるセルロースの他、それぞれ特徴ある抽出成分を持ち、パルプ、薬品、香料などの他、殺虫・殺菌効果 も利用されてきた。植物の出すフィトンチッドの多くの作用と森林浴、さらに未来利用を予測する。
6 森に生きる動物たち 関勝著 中沢正人絵 4-540-89026-3 54089026 1989 森には多くの動物たちが、うまくすみわけしてくらしている。そのなわばりと行動圏、植物の繁殖に役立つ動物たち、森が少なくなると益獣が害獣に変わる――。森の動物の生態を知り、人間と動物と森林の共存を考える。
7 森にすむ小さな敵 小林富士雄著 高草恵理子絵 4-540-89027-1 54089027 1989 同じ樹種を植えた人工林では天然林にくらべて害虫の被害を受けやすくなる。いろいろな害虫とその天敵とは。松枯れを起こすマツノザイセンチュウをはじめ、病害虫の防除法とは。害虫の発生しにくい森林をつくる工夫。
8 森に生まれたきのこ 古川久彦著 高草恵理子・角尾京子絵 4-540-89028-X 54089028 1989 きのこは自然界の物質循環のうえで大きな働きをはたす。有機質を分解し、樹木の生長を助け、樹木を保護する。さらに人間の食用や薬用としても利用され、人工栽培の技術が発達し、農家や林家のくらしを支えている。
9 良い木を育てる 勝田柾・藤森隆郎著 大矢正志絵 4-540-89029-8 54089029 1989 日本は植物の生育がよく、競争がはげしい。その中からとくに人間が利用したい木だけを育てるための、採種、育種、下刈り、枝打ち、除・間伐などの技術。さらに、まっすぐな木材をとる技術や、すぐれた集材技術をみる。
10 木は万能選手 中野達夫著 中村信絵 4-540-89030-1 54089030 1989 木材があらゆるところに使われるのは、人間と一番はだが合うから。異方性をもち、加工しやくす、温かみと弾力性に富み、断熱性がすぐれ、軽くてじょうぶという木材の構造と性質を解明。「木の文化」の根源にせまる。

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