本田睨 文 A4変型判 くらべることでみえてくる〈ちがう〉と〈おなじ〉、 |
1.おおきい・ちいさい 2.おもい・かるい 3.はやい・おそい 4.あかるい・くらい 5.あつい・つめたい 6.とおい・ちかい 7.かたい・やわらかい 8.たかい・ひくい 9.ひろい・せまい 10.ながい・みじかい |
ほにゅう類のいちばん大きいのはクジラ。いちばん小さいのは数gのモグラの一種。でも、どっちもオッパイを吸って育つ不思議。地球にはもっと小さい生き物もいる。宇宙ならもっといろんな大きい小さいを探せるだろう。
おもいのとかるいのとは、はかりではかればわかるから、ぜったいにまちがえっこない。でも、ついつい錯覚してしまって……。「おもい・かるい」という見方で世界をながめる時、風景が少し変わって見えるのでは?
ヨーイ・ドンで走って100m競走。何秒かかったか、はかればそれでおしまい。「はやい・おそい」でほかに何かあるの? それが大ありなんです。スピード以外の「はやい・おそい」がいろいろ見えてきました。
地球は「あかるい・くらい」が昼と夜でわかります。月の世界では明るい所は明るいまんま、暗い所は暗いまんま。そして地球の「あかるい・くらい」は、人間だけでなく、植物も動物もみんな知って生きているのです。
人間の体の「あつい・つめたい」はせいぜい42℃から35℃の間。あついものは太陽、2万℃の熱のかたまり。そして、いちばんつめたいものは何? 想像もできないような「あつい・つめたい」の世界を探検します。