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姉妹書:【写真で綴る】昭和30年代 農山村の暮らし

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技と知恵

写真ものがたり 昭和の暮らし

9 技と知恵

著者:須藤功
AB版 240ページ
ISBN:978-4-540-06110-3
発行日:2007年4月25日

ほどんどが手作りだった衣類や生活用具、食物の保存・加工、家まわりの配置、自然観察による天気予測など、暮らしの知恵と技をつづる。


目次

序 技と知恵―生活技術を生む

第一章 つつましく送る日々

生活の工夫

大内の日常/煙草栽培/田と養蚕/囲炉裏と台所/風呂と薪/洗い物/冬の家並

家屋を守る

屋敷林/石を置いた屋根/土壁の効用

住まいの形

集落の姿/台所/竃を持つ

火を燃やす

薪とつけ木/バラ炭/竹炭

洗い流す

洗濯とすすぎ

貴重な古布

古着の再生

夜を過ごす

夜を照らす/食卓の家族/箒で掃く/布団のワタ/夜ふすま

便所と下駄

尻を拭う/下駄の音/切れる鼻緒

一日の食事

茶どき

一年を占う

おためし/氷柱で占う/亀ト/明日の天気/花の知らせ/山にかかる雲/下駄占い

第二章 工夫を着こなす野良着

野良へ装う

早乙女/顔を覆う/被り物/バオリ

働く姿

仕事場/峠の家族/裸足/背負う/鉢巻き/腰蓑/若い人/配給

雪の日

角巻/吹雪とマント

町へ行く

衣料切符

第三章 ささやかな食と店

保存する食物

山の幸/穀物の保存/石の利用/冬の海の魚/凍餅/そば

食を楽しむ

味噌を作る/灰汁抜き/孝行芋/おひつ/皿鉢料理

市と行商

現在の朝市/朝市の匂い/海の魚/沖縄の食/竹細工/ボテフリ

ささやかな店

子どもの店/肉を食べる/変わる台所

自然の味

素材の味を活かす/干しスルメ

第四章 牛馬や人力で運ぶ

牛馬の力

牛が曳く/馬で行く

人の力

馬つきの運搬具/石ころだらけの道/頭上運搬

雪の上を運ぶ

箱ぞり/馬そり

腰にこめる力

力を合わせて曳く/天秤棒

第五章 自然を活かす手仕事

生活用具を作る

藁で作る/畳表を編む/炭俵を編む/笠を編む

素材を活かす

竹製の漁具/焼物を作る/漆と漆器/水引/泡盛を作る

打ち出し

鍛冶屋/縁日で売る/直して使う/鋸鍛冶/刃物研屋/三春張子人形

越後上布

苧麻/績む/経糸を巻く/上布を織る/上布の仕上げ

索引

写真撮影者・提供者一覧